野球選手やバレー選手など、ボールを投げる競技で良く「肩を壊す」という話を効くと思います。実はこれ、肩のインナーマッスルと呼ばれる「ローテーターカフ」が原因なのです。
ローテーターカフは、肩周りを覆うように付いている筋肉として、肩の稼働には欠かせない存在です。反面、他の筋肉に比べて可動域が狭く、疲労が蓄積することで故障しやすい筋肉とも言われています。
今回は、故障しにくい肩作りの為にローテーターカフのストレッチ法とトレーニング法をご紹介します。また、ローテーターカフについても詳しくまとめていますので、ぜひ一緒にチェックしておいて下さい。
ローテーターカフとは
筋トレを行う上で、鍛えたい筋肉について知っておくというのは大切です。特に、その筋肉の働きを理解しておくことで、筋トレ中により効率的な動作を行うことができます。
4つの筋肉
ローテーターカフは、肩甲骨と腕を繋げる「棘上筋」、腕を下方に引っ張っている「棘下筋」、肩甲骨の内側に付いている「肩甲下筋」、棘上筋と同様に腕を繋げている「小円筋」の4つの筋肉により構成されています。
つまり、ローテーターカフとは1つの筋肉ではなく、ある種の筋肉群に対しての総称という訳です。このように4つに分かれているからこそ、私たちは日常で自由に肩を動かすことができることになります。
その働き
ローテーターカフの主な働きは、肩関節を保持するということです。その上で、肩関節の内旋や外旋など、肩の回転運動はこのローテーターカフにより支えられています。
例えば、日常生活であれば「腕を振る」「肩を回す」、スポーツであれば「球を投げる」「ラケットを振る」など。ローテーターカフは私たちの生活になくてはならない存在と言えます。
鍛えると?
ローテーターカフを鍛えることで、上記の4種類の筋肉を強くし故障しにくくします。冒頭でお伝えした通り、ローテーターカフは他の筋肉に比べて可動域が狭く故障しやすいのです。
その為、スポーツはもちろん日常生活においても「肩を動かすと痛みが走る」「腕が上がらない」などの症状が出ます。いつまでの元気でありたいのなら、ローテーターカフは鍛えておきたい筋肉の1つです。
ローテーターカフのストレッチ法
先述した通り、ローテーターカフは可動域の少ない筋肉になります。その為、まずはストレッチにより少しでも可動域を広げて上げる必要があるのです。