ベントアームプルオーバーで大胸筋に鮮烈な刺激を!
ベントアームプルオーバーは、主に大胸筋と広背筋を鍛えることができる種目です。
他にも後部三角筋や上腕三頭筋、大円筋、菱形筋、僧帽筋など周囲の筋肉群にも強い刺激を与えられるコンパウンド種目に分類されますが、比較的軽い重量で行えるので、ベンチプレスなどの後で補助的に行うといいでしょう。
ベントアームプルオーバーについて特筆すべきは、大胸筋の筋トレの中で縦方向に刺激を与えられる、数少ない種目の1つであるという点です。
大胸筋の主要な筋トレであるベンチプレスはプッシュ系、そしてダンベルフライ、ケーブルクロスオーバーなどはフライ系ですが、これらの大胸筋への刺激はすべて横方向に加わります。
最近大胸筋への効きが悪くなってきた、と停滞を気にしている方は、もしかすると筋肉がいつもの横方向からの刺激に慣れてしまっているのかもしれません。
ここでベントアームプルオーバーによって全く違う方向からの新たな刺激を送りこみ、大胸筋を目覚めさせましょう!
ベントアームプルオーバーのさまざまな効果
「ベントアームプルオーバーは結局どこに効いているのか分からない」とメニューから外す方もいますが、それはとてももったいないことです。
これからベントアームプルオーバーがもたらす素晴らしい効果について説明しますので、あなたにも是非読んで、知ってほしいと思います。
上半身を総合的にランクアップできる
ベントアームプルオーバーは、大胸筋・広背筋という上半身の2大筋肉を同時に鍛えることができるとともに、肩、腕や、周辺のインナーマッスル、腹直筋など、上半身のほとんどの筋肉に刺激を与えることができます。
最初はつらいかもしれませんが、レップ数を少なくするなどして数か月ほど続けてみましょう。
そうすると大胸筋や広背筋、菱形筋などに効かせる感覚が、これまでよりも細分化して分かるようになってきます。
その感覚は他の種目に活かすことができるので、結果として上半身を効果的にステップアップさせることが可能になるのです。
肩甲骨の可動域アップ
ベントアームプルオーバーを行うには、肩関節がある程度柔軟であることが必要です。
最初は困難でも、根気強くトレーニングを続けていればそのうち柔軟性がアップし、トレーニングが可能になってきます。
そして肩関節が柔軟になった結果、肩甲骨の可動域が広がります。そうすると他の胸部・背部のトレーニングにおいても効果が得られやすくなるのです。
ベントアームプルオーバーの魅力はすぐには分かりません。効果を体感してもらうためには、まず数か月は継続してほしいところです。