「体幹」という単語は、誰しも1度は耳にしたことがあると思います。なんとなく「体の軸にある筋肉?」というイメージはあるものの、正しく説明するとなるとできない方がほとんどでしょう。
体幹は、私たち人間の体を根本から支える基本となるものです。シックスパックの為に腹直筋や肩幅の為に広背筋を鍛えるのも良いですが、その前に体幹をしっかりと鍛える必要があります。
今回は、体幹に効かせられる「体幹トレーニング」についてご紹介したいと思います。また、体幹を鍛えることで得られるメリットについても触れていますので、ぜひ参考にしてみて下さい。
体幹を鍛えるメリット
腹筋や背筋などを体の外側とするなら、体幹とは体の内側にある筋肉を指します。つまり、体幹とは脊柱を中心とした体の芯を支えている筋肉なのです。
内蔵の位置が正常になる
私たちの内蔵は、特に何かで固定されている訳ではありません。その為、不意にずれて不調をきたすことも珍しくないのです。特に、運動・筋力不足の方ほど内蔵の位置はずれやすいと言えます。
体幹は、体の中心を覆うように付いている筋肉群です。当然、体幹を鍛えるということは、体の中心に向かって引き締める効果が期待できます。つまり、内臓がずれないよう支えることにも繋がるのです。
正しい姿勢が取りやすくなる
私たちの体は、脊柱を中心に体幹により姿勢が保たれています。体幹が弱いということは姿勢も悪くなりやすく、肩こりや腰痛など様々な部位の不調が起こりやすい状態です。
体幹を鍛えるということは、脊柱を支え姿勢を正すことに繋がります。当然、姿勢が良くなることで肩や腰などへの負荷が軽減され、肩こりや腰痛などの解消・予防にも期待できます。
体のラインが綺麗になる
私たちは真っ直ぐなものに対して「美しい」「綺麗」と感じるものです。反対に、姿勢が「曲がっている」「反っている」という状態は、お世辞にも綺麗とは言えません。
先述した通り、体幹を鍛えることで体の芯から姿勢を保つことができます。つまり、姿勢が真っ直ぐになり、誰に見られても恥ずかしくない「綺麗」な体のラインを手に入れることができるのです。
体幹に効くトレーニング法
美しくかつ健康的な体作りに「体幹」が求められていることはご理解いただけたと思います。では、実際に体幹に効くトレーニング法を見ていきましょう。
腹部には「Vクランチ」
- 仰向けに寝転ぶ
- 足を腰の真上まで上げる
- お尻が浮くまで腰を上げる
- 1の状態まで腰・足を下げる
- 2〜4の動作を10回3セット繰り返す
動作のポイントは、腹直筋の内側を意識しながら腰を上げるということです。正しい位置を意識しながら動作することで、腰への負担を軽減して鍛えることができます。