体幹の役割
体幹の主な役割は、臓器がずれないように固定するというものです。臓器は所定の位置に収まるからこそ、消化・吸収など十分な働くことができ、健康維持にも繋がると言えます。
また、体の動作全体を制御するというのも体幹の大きな役割です。特に、テニスのような繊細な動きが求められるスポーツにおいて、体幹が鍛えられているかいないかというのは、パフォーマンスに大きく影響します。
体幹を鍛えると?
前述した通り、体幹は体の内側を覆っている筋肉群です。その為、体幹を鍛えることでコルセットのように体を締め付けることができます。つまり、体に芯が通り、強いショットを打てるようになるのです。
また、体幹は「走る」「止まる」などの基本動作を制御する役割があります。当然、体幹を鍛えるということはそれら基本動作をより洗練することに繋がり、様々なボールに対応できます。
おすすめの体幹トレーニング
体幹を筋トレすることで、「強いショット」「滑らかな動作」が手に入ることはご理解いただけたと思います。では、実際に体幹に効く筋トレ法をご紹介しましょう。
フロントクランチ
- 仰向けになり、両膝を立てる
- 両手を後頭部で組む
- 膝の位置まで上体を起こす
- 2の状態まで上体を倒す
- 3〜4の動作を20回3セット繰り返す
動作のポイントは、体の中心部分を意識しながら上体を起こすということです。また、より負荷を掛けたい方は、ベンチで上体の角度を調節してみると良いでしょう。
バックレッグレイズ
- うつ伏せになり、両足を肩幅に広げる
- 床から太ももが離れるまで、右足を上げる
- 1の状態まで右足を下げる
- 2〜3の動作を左右交互に20回3セット繰り返す
動作のポイントは、少し膝を曲げた状態で行うということです。また、動作中は呼吸を意識することで、より体幹に効かせることができます。ちなみに、負荷が足りない方は、レッグレイズ(器具)を使用するのもおすすめです。
正確かつ力強いショットが打てる体に
今回は、テニスを上達させる為に、「体幹」に効く筋トレ法をまとめてみました。体幹はテニスに必要とされる「走る」「止まる」といった基本動作を制御する働きがあり、パフォーマンスの向上には欠かせません。
また、体幹を鍛えることで、体の芯がぶれず「力強いショット」を打つことにも繋がります。プロ選手が見せるような、レベルの高い動作というのは主に体幹により生み出されているのです。
この記事で紹介したのは、フロントクランチやバックレッグレイズとあくまで基本的なものだけです。ぜひ、様々な筋トレから体幹を鍛え、プロ選手のような正確かつ力強いショットの打てる体作りを目指して下さい。