炭水化物
次に、筋トレ後には「炭水化物」の摂取も求められます。筋トレ後というのは、体内のエネルギー物質「グリコーゲン」が不足している状態です。筋肉だけでなく脳がエネルギーを欲しているのです。
仮に、筋トレ後に炭水化物を摂取しないと、体は筋肉を分解してでもグリコーゲンを生成しようとします。せっかくたんぱく質を摂取したにも関わらず、筋肉が分解されるのでは本末転倒です。
脂質
最後に、「脂質」もまた筋トレ後には摂取したい栄養素です。脂質には体調を維持する為に欠かせない、各種ホルモン物質の分泌を促す働きがあります。筋トレ後の体調管理に繋がる訳です。
ただ、たんぱく質や炭水化物に比べ、脂質はほんのわずかで十分です。数ある栄養素の中でも脂質は特に消化・吸収されにくく、摂取量によりたんぱく質や炭水化物の摂取を妨げる恐れがあります。
ボディビルダーがおすすめする食材3選
筋トレ後のゴールデンタイムには、「たんぱく質」「炭水化物」「脂質」の3つの栄養素を摂る必要があると紹介しました。では、実際にボディビルダーたちが好んでいる、おすすめの食材を見ていきましょう。
納豆
まずは「納豆」です。納豆には植物性たんぱく質の他、ミネラル類や鉄分などを豊富に含む筋肉に嬉しい食材です。また、納豆は発酵食品として既にある程度分解されています。その為、他の食材に比べて消化・吸収しやすいのです。
無脂肪牛乳
次は、「無脂肪牛乳」です。無脂肪牛乳にはたんぱく質はもちろん、ミネラル類やカルシウムが豊富に含まれています。また、無脂肪牛乳は流体として消化する必要がなく、スムーズに吸収されていきます。ちなみに、牛乳が飲めない方は豆乳もおすすめです。
ツナ
最後は、「ツナ」です。ツナには動物性たんぱく質に加え、適度な脂質も含まれています。また、脂質が摂りたくない方は、水煮タイプを選ぶと純粋なたんぱく質だけを摂取することも可能です。缶を開けたらすぐ食べられるというのもポイントと言えます。
バランスの良い食事を心がける
いかがでしたか？今回は、「ゴールデンタイム」の働きと、筋トレ後に摂取したい栄養素についてまとめてみました。筋トレにおけるゴールデンタイムとは、運動直後30分以内です。
そして、筋トレ後に摂取したい栄養素は「たんぱく質」「炭水化物」「脂質」の3つです。紹介した、納豆や無脂肪牛乳、ツナなどを参考にぜひ試していただければおと思います。
ただ、体作りには紹介した3つの栄養素の他、「ビタミン類」「ミネラル類」「鉄分」なども欠かせません。ぜひ、バランスの良い食事を心がけ、健康的に理想的な体を目指しましょう。