カフェインローディング
カフェインローディングとはカフェインを積極的に摂取することで、体を活発的にする働きのある「交感神経」を刺激する食事法です。体が活発的になる訳ですから、試合中のパフォーマンスの向上に繋がります。
カフェインローディングでは、試合の1週間〜10日前からカフェインの摂取を控えます。そして、試合の直前(2〜3時間前)にカフェインを摂取することで交感神経の働きを高めるという訳です。
当日の食事も
先ほど、カーボローディングで「糖質」を限界まで蓄積した方が良いと紹介しました。これは、試合当日の食事にも言えることで、炭水化物を中心に体のエネルギー(糖質)となる栄養素を積極的に摂取します。
ただ、当日の食事は「消化に良いもの」を選ぶ必要があります。私たちの体は早いもので3時間、遅いものになると8時間近く掛けて消化します。その為、消化に悪いものでは試合中のエネルギーになりません。
ピーキングに繋がる練習法
試合までの食事法は大切ですが、それと同時にピーキングでは「練習法」にも工夫が求められます。試合の前日にどの練習メニューを選ぶのかでも、当日のパフォーマンスは大きく異なります。
短期集中型の練習
試合の前日というのは、当日にまで疲れを残さない練習が大前提です。その為には「短期集中型」の練習メニューを選びます。例えば、個人であれば細かなフォームの確認、団体であれば連携プレーの確認です。
前日でやりがちなのは、「最後まで全力で」とこれまで以上にハードな練習メニューを選ぶことです。正直、力・技というのは長い積み重ねにより手に入ります。前日はあくまで「確認」する程度で十分と言えます。
筋トレ後はアイシング
先述した通り、試合の当日に疲れを残さないことが重要です。その為の技術として、筋トレや練習後は「アイシング」を行いましょう。アイシングには、適度に筋肉を冷やすことで疲労回復を促進させる効果が期待できます。
誰しも知っているはずの知識にも関わらず、一流の選手以外でアイシングを行っているのはあまり見かけません。「たかがアイシング」と思わず、丁寧に体を調整することこそピーキングの本質です。
最高の状態で試合に臨む為に
いかがでしたでしょうか?今回は、試合の当日に最高のパフォーマンスが出せるよう、「ピーキング」の考え方ややり方についてまとめてみました。ピーキングの基本は「練習」「食事」「休息」です。
カーボローディングやカフェインローディングなどの「食事法」、短期集中型やアイシングなどの「練習法」「休息法」などはあくまで一例です。ピーキングの本質は、何気ない行動にまで気を使い「丁寧に調整する」ことと言えます。
ぜひ、紹介した内容を参考に、試合で最高のパフォーマンスが出せるよう調整を続けて下さい。
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