「体が細いから」「女性だから」と高負荷な筋トレを諦めてはいませんか?確かに、体格が細い方や女性にとって負荷の大きな筋トレというのは、それこそ鍛え上げられた肉体が必要です。
そんなあなたにおすすめなのが「スロートレーニング」です。実は、スロートレーニングであれば低負荷でありながら高刺激を筋肉に与えることが可能です。効率的な筋肥大を期待できます。
今回は、そんなスロートレーニングの基礎についてまとめていきます。また、スロートレーニングを行う上での基本や具体例についても触れていきますので、ぜひ参考にしてみて下さい。
スロートレーニングとは
冒頭で紹介した通り、スロートレーニングを行うことで低負荷でありながら高刺激を筋肉に与えることができます。では、そんなスロートレーニングとはどのようなものなのかから見ていきましょう。
加圧トレーニングの進化系
スロートレーニングとは、その名前のままに「ゆっくりとした動作」で行う筋トレ法です。筋肉は稼働時間が伸びるほどに乳酸が溜ます。乳酸は成長ホルモンの分泌を促す物質として知られています。
実は、上記のような筋肉の反応は「加圧トレーニング」とほとんど同じです。そのため、スロートレーニングは「加圧トレーニングの進化系(派生系)」などと呼ばれることもあります。
安全性は?
加圧トレーニングとは血管(静脈・動脈)を加圧(圧力を加える)するトレーニング法です。当然、加圧が強すぎれば血管が損傷・破裂する危険性があります。その為、資格保有者の指導が欠かせません。
反面、スロートレーニングはあくまで「ゆっくりとした動作」で行うだけです。加圧トレーニングに比べ安全性も高く、一般の方でも気軽に挑戦できるトレーニング法と言えます。
スロートレーニングの効果
スロートレーニングは加圧トレーニングに比べ安全性が高く、似た作用が得られるということでした。では、実際にスロートレーニングの効果についてご紹介しましょう。
軽負荷でも高刺激
ゆっくりとした動作ということはそれだけ筋肉の稼働時間を長くできます。筋肉は稼働時間が伸びるほどに疲労を蓄積させていきます。
どんなに小さな疲労であれ蓄積すれば大きな疲労です。つまり、スロートレーニングでは通常より軽負荷であっても、高負荷のトレーニングと変わらない高刺激を筋肉に与えられます。
成長ホルモンの分泌
先述した通り、スロートレーニングは乳酸の溜まりやすいトレーニング法です。乳酸には筋肉疲労を回復させる役割の他に、脳に「成長ホルモン」の分泌を促す働きもあります。
成長ホルモンには「免疫機能の維持」や「骨の伸長」などよく知られている働きの他に、「筋繊維の再生」を促進させる効果も期待できます。スロートレーニングは筋肥大を目指すのに最適なトレーニング法という訳です。
スロートレーニングの3つの基本
スロートレーニングによる効果についてはご理解いただけたと思います。では、実際にスロートレーニングを行う上で基本とした3つのポイントについて見ていきましょう。