それほど難しいフォームではありませんが、器具を使うトレーニングです。
フォームを間違えて予期せぬ箇所に負荷がかかることのないよう、十分に注意して取り組むようにしましょう。
動画を見るとイメージしやすいと思いますので、ひとつひとつの動きを丁寧に確認しながらトレーニングに励んでください。
トレーニングの進め方
ここからは、トレーニングの進め方を具体的に解説します。
- ダンベルを用意しフォームをつくる
- 肘の位置を固定したままゆっくり曲げ、ダンベルを下げる
- 肘をゆっくり伸ばし、ダンベルを元の位置へ
- 数十回をワンセットとし、小休憩後次のセットへ
目安の回数・重量
1セット10回、3セットを基本としましょう。
重量は、肘を固定したままダンベルの上げ下げをできる程度に調整しましょう。
重すぎると姿勢が崩れます。
フレンチプレスのコツ
肘の固定
負荷を上腕三頭筋に集中させるためにも、肘を耳の横でしっかり固定したままダンベルの上げ下げをしましょう。
数回やってみるとお分かりいただけると思いますが、単純な動きの割にかなりきつく感じるトレーニングです。
肘が動いてしまうのは筋力とダンベルの重さが釣り合っていない可能性がありますので、ダンベルを軽くするか、回数を減らすかするようにしましょう。
背筋を伸ばす
肘を曲げてダンベルを下げるときに、背中を後ろに反ってしまいがちになります。
こうなると広背筋から腰のあたりにも負荷がかかってしまいますので、背筋は終始伸ばしたままにしましょう。
もちろん、猫背も禁物です。
ゆっくり曲げ伸ばし
フレンチプレスは、ダンベルを上げるときも下げるときもゆっくり動かすことで、上腕三頭筋にじっくりと負荷をかけていくトレーニングです。
早く動かして回数だけ稼いでもなんの意味もありませんから、ゆっくり動かすことを十分に心がけてください。
フレンチプレスは一見単純そうな動作に見えますが、やってみると意外にきつく、そのギャップに驚かされるトレーニングです。
きつく感じるということはトレーニングの効果が出ているということ。
すぐにやめてしまうのではなく、上腕三頭筋が鍛えられる喜びを感じながら、フレンチプレスに取り組んでみましょう。