腹直筋や広背筋など表に出ている筋肉とは異なり、体の深層部にある体幹を鍛えるのは難しいとは思いませんか?ただ、体幹は体を芯から支える筋肉群ですから他の部位以上に鍛えておきたい筋肉です。
実は、そんな体幹を効率的に鍛えられる筋トレ器具があります。それが「バランスボード」です。不安定なバランスボードに乗るだけ、通常であればなかなか効かせられない体幹を効率的に鍛えることができます。
今回は、バランスボードの効果と正しい使い方(動画あり)についてご紹介しましょう。また、おすすめのバランスボードについて3点ほどまとめていますので、ぜひ合わせて確認していただければと思います。
バランスボードの効果
冒頭で紹介した通り、バランスボードを使うことで様々な効果が得られます。例えば、以下のような効果です。
バランス感覚の向上
バランスボードは「バランス」と名前が付いている通り、使用することで「バランス感覚」の向上が期待できます。バランス能力とは体を制御している微妙な感覚の違いです。
「何もないところで躓く」「同じ姿勢を維持できない」などはバランス能力の低下が原因です。バランス感覚は年齢とともに低下するものなので、今から鍛えておくことが重要と言えます。
体幹・腹筋の強化
「体幹・腹筋」などの強化にもバランスボードは効果的と言えます。これは、私たちの体がバランスを取る際に体幹・腹筋を主に使用している為です。
体幹・腹筋というのは私たちの体を支える「芯」のような筋肉です。つまり、体幹・腹筋を鍛えることで日常的なものからスポーツのような激しいものまで、様々な動作に対応できる体作りができます。
支持基底面の安定
バランスボードを使うことで「支持基底面」の安定にも繋がります。支持基底面は「足裏」のことです。立つ・歩く・走るなどの動作において、足裏は体重を支えると同時に「センサーの役割」も果たしています。
例えば、体の傾きや揺れなどは足裏から脳が感じ取り修正しています。このように、支持基底面(足裏)を鍛えておくことで安定した姿勢の制御ができるという訳です。
バランスボードの使い方
バランスボードの効果についてはご理解いただけたと思います。では、実際にバランスボードの使い方を見ていきましょう。
基本的な使い方
- バランスボードの上に両足で乗る
- バランスボードのセンター部分が床に付くようにバランスを取る
- バランスボードを前後左右に揺らしてバランスを取る
- バランスボードを左右に回してバランスを取る
動作するコツは、バランスボードの動き・流れに逆らわないということです。バランスボードを体の一部として感じながら動作することで上手くバランスを取ることができます。