確かにこれひとつであらゆるトレーニングをすることが可能ではあるものの、それは器具が単純な構造であるがゆえ。
例えばダンベルであれば持ち上げて腕を上下させる、チンニングであれば体を持ち上げて上下するなど、用途をある程度絞っている分、するべきトレーニングも分かりやすいですよね。
もちろん、TRXサスペンショントレーニングであっても、簡単に取り組めるトレーニングはたくさん用意されています。
トレーニング用の動画を収録したものもキットに含まれていますから、それさえ問題なく理解することができれば、デメリットというほどのことはないかもしれません。
代表的なTRXサスペンショントレーニングを紹介
プッシュアップ
いわゆる腕立て伏せの動作を、サスペンションを使って行ないます。
- サスペンションを上部に引っ掛ける
- 引っ掛けた方向とは反対を向き、両手にそれぞれサスペンションを持つ
- 直立した姿勢のままサスペンションに体重を預け体を倒す
- 肘は真っ直ぐ伸ばす
- 肘を曲げて体を倒す
- 肘を伸ばして体を起こす
通常のプッシュアップの効果に加え、手が固定されていませんので、バランスを取ろうとすることにより体幹も鍛えられる効果があります。
スクワット
サスペンションを使うことで、腕の力を使ってスクワットをすることができます。
リハビリ目的であったり、通常のスクワットでは体重を支えきれない方におすすめのトレーニングです。
- サスペンションを上部に引っ掛ける
- 引っ掛けた方を向き、両手にそれぞれサスペンションを持つ
- 肘が90度に曲がるくらいの位置に立つ
- 足を肩幅程度に開き直立する
- 膝を曲げお尻を突き出す（後方に重心をかけすぎない）
- 膝を伸ばし元に戻る
TRXサスペンショントレーニングは、ごく簡単な器具を使うトレーニングながら、使い方次第であらゆる筋肉を鍛えることができる優れものです。
今回紹介したトレーニングはごく基本的なものですが、もちろんより強度の高いトレーニングに取り組むこともできますので、新たなトレーニング器具をお探しの熟練者にもおすすめです。
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