ただし、持久力をつける方法としてより手っ取り早い方法があります。
それが、インターバルトレーニングなのです。
長距離走をする男性

インターバルトレーニングの方法

運動の中に緩急をつける

インターバルは「間隔」だとか「合間」を指す語句ですね。
これをトレーニングに用いる場合、「常に一定のペースで同じ運動をし続けるのではなく、一定の時間や距離ごとに強度を切り替える」トレーニングを表します。

ランニングにおけるインターバルトレーニング

ランニングに例えてみましょう。
5000mの距離を走るとして、なるべくペースを乱さず走るのが普通の走り方です。
インターバルトレーニングでは、最初の1000mをやや速めのペースで走り、その後250mはジョギング程度の遅めのペースで走ります。
そして次の1000mはまた速いペースでという具合です。

もちろんこれは一例であり、実際にはさまざまな取り組み方が考えられます。
距離ではなく時間を基準にスピードに変化をつける場合もありますし、速めと遅めを切り替える間隔を変える方法もあるでしょう。
まずはやってみて、過度にきつすぎず、それでも普通に走るよりはきついくらいのレベルを探してみましょう。
ランニングをする男女の後姿 ふくらはぎ

インターバルトレーニングの効果とは?

心拍数に関係

速い運動と遅い運動を繰り返すことで、どうして持久力が向上するのか。
疑問に思った方もいらっしゃるかと思いますので、最後に説明させていただきます。

心臓が一分間の間に拍動する回数を心拍数といいます。
心拍数は、安静時において成人男女ではおおよそ60~70前後に収まります。

心拍数の変動を激しくする狙い

心拍数は体を動かしたり、緊張状態にあったりするときに増加します。
速いペースで走るのには、心拍数を意図的に高くする狙いがあります。
そして、十分に高まったところでペースを落とし、心拍数を低くします。

これを繰り返すことで心臓が鍛えられ、一度の拍動で送り出す血液量が増加するのです。
これはつまり、必要な栄養素や酸素などを即座に届けることができるということですから、運動中の疲労回復がスムーズにできることにつながります。

持久系のアスリートの心拍数は少ないという話を聞いたことはないでしょうか。
これは、一度の拍動で大量の血液を送り出すことができますから、高い心拍数を必要としていないということなのです。
荒野をランニングする外国人男性
スポーツを全力で楽しむには、結局持久力が必要という結論にたどり着きます。
普段のトレーニングにインターバルトレーニングを取り入れ、持久力の向上に取り組んでみましょう。

  

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