一般なのは、プロテインの粉末を水や牛乳などに溶かすプロテインドリンク。
フルーツの味付けをして飲みやすくするのも、継続する工夫としてはありでしょう。

糖質制限ダイエットとの違いは？

プロテインダイエットは、広い意味では糖質制限ダイエットの一種と言えなくもありません。
ただし、ほぼ完全に糖質をカットすることを求められる糖質制限ダイエットと比べ、こちらは一食だけ我慢すればよいのですから、続けやすいというメリットがあります。

せっかく友達と外食に出かけても、自分だけ糖質制限ダイエットをしているからちゃんと食べられず辛い思いをしたという経験をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
いくら効果が高い方法であっても、それが続けられなくては意味がありませんよね。

また、プロテインダイエットにはやせやすい体を作るのに最適というメリットも。
このことについて、もう少し詳しくお話しましょう。

適度なトレーニングで効果アップ！

プロテインを摂るだけでは筋肉はつかない

一食を単純にプロテインに置き換えるだけでも、ある程度のダイエット効果は期待することができます。
ただし、そこに適度な運動を加えてこそ、プロテインダイエットの真価が発揮されます。

プロテイン、つまりタンパク質が筋肉の形成に関与する成分であることは先ほどお話しました。
ただしこれは、ただプロテインだけ摂っていれば筋肉がつくというものではありません。

筋肉は運動により損傷しますが、それを回復しようとする過程でタンパク質を構成するアミノ酸を取り込み、より大きくなろうとします。
十分な運動をしないことにはこの働きが活性化しませんので、エネルギーとして消化されたり、ほかの部分に使われたりします。

筋肉をつけることがダイエットにつながる？

では、なぜ筋肉をつけることがダイエットにつながるのでしょうか。
筋肉は重たいから、ダイエットには逆効果。
もしかしたらそういう考え方にとらわれている方も多いのではないでしょうか。

たしかに短期的には、筋肉がつくことはダイエットにマイナスになるのかもしれません。
糖質制限だけに頼ったダイエットがもてはやされるのも、短期的な体重減少効果を期待してのものでしょう。

ただし、長期的に見ると、筋肉をつけたほうがやせやすいのです。
なぜなら、筋肉はエネルギー消費量が大きく、炭水化物や脂質、タンパク質などのエネルギー源となる栄養素を、効率よく分解してくれるからです。

プロテインダイエット中にするべきトレーニングは？

ダイエットが主な目的であれば、それほどハードなトレーニングをする必要はありません。
軽いジョギング程度であっても、その効果を実感するには十分でしょう。

特定のパーツを引き締めたいということであれば、その箇所の筋肉を鍛えるトレーニングに取り組みましょう。
例えばお腹周りであれば、「クランチ」「シットアップ」などの腹筋運動がおすすめ。
自宅で気軽に取り組むことができますし、特別な器具も必要ありません。

【関連記事】クランチ（腹筋）の正しいやり方とは？腹筋の筋トレ方法解説

プロテインダイエットは、比較的無理なく続けることができるダイエットです。
適度に運動をしてこそ真価が発揮されますので、やせやすい体づくりを目指して挑戦してみましょう。