エアロビクスって何?
エアロビクスは音楽に合わせて踊る有酸素運動です。
有酸素運動は体内に酸素を供給しながら長時間運動を行うもので、ウォーキング、ジョギング、水泳などがあります。
エアロビクスでは前後左右にステップを踏んだり、手を振ったりジャンプするといった動作をリズムに合わせて行います。
インストラクターの動きを真似しながら、8ビートの音楽に合わせて30分~1時間ほど踊り続けます。
インストラクターは徐々に運動レベルを上げていき、途中で休憩やストレッチを挟むなど安全なプログラムを提供してくれるので、怪我の心配が少ない運動です。
エアロビクスは主にフィットネスクラブやスポーツクラブで行われていて、初心者~上級者まで様々なプログラムが提供されています。
特別な道具は必要なく、参加者はTシャツやハーフパンツで運動しているので、運動着とシューズさえあれば誰でも気軽に参加することができます。
最近ではDVDも販売されていて、忙しくてスタジオに通えない方は自宅で行うこともできます。
ダイエットや健康維持にも効果的で、音楽に合わせて楽しく運動できることから、エアロビクスは人気のエクササイズになっています。
エアロビクスの効果
心肺機能が向上して体力がアップする
エアロビクスは元々、宇宙飛行士の心肺機能のトレーニングとして、アメリカのケネス・クーパーによって開発されました。
有酸素運動によって適度に心臓と肺に負荷を加えることで心肺機能が発達します。
心臓と肺は私たちの体においてとても大切な働きをしています。
心臓は血液を送り出すことで酸素を全身に行き渡らせ、肺は空気中の酸素を取り込み二酸化炭素を排出しています。
心肺機能が向上することで、肺から酸素を摂取する量が増加したり、血液を体に届ける力が強くなったりします。
そのため、体が疲労しにくくなり、持続的に運動することができるようになります。
サッカーやテニスなど持続的に動くことが必要なスポーツでは心肺機能の向上は欠かせません。
日常生活においても、心肺機能が高まることで生活の動作が楽になったり、息が切れるということがなくなります。
脂肪が燃焼する
これはエアロビクスだけでなく有酸素運動全般に言えることですが、軽度~中程度の動作を持続的に行うことで脂肪を燃焼する効果があります。
運動する時に最初に消費されるエネルギーは糖質で、糖質が消費された後に脂肪がエネルギーとして利用されます。
20分以上の有酸素運動を行うと脂肪が燃焼され始めると言われています。
エアロビクスは30分~1時間程度行うものが多いので、十分に脂肪燃焼効果があると言えます。
また、エアロビクスは時に激しい動きもあり、筋トレの要素も含まれるので、適度に筋肉を発達させることもできます。
初心者用エアロビクスのプログラム
エアロビクスには様々な種類のステップがありますが、大きくわけると「ローインパクト」「ハイインパクト」とに分けられます。
ローインパクトは、ウォーキングのように一方の足が床についているため足への衝撃が少ないものです。