初心者用のプログラムでは、足への負担が少ない「ローインパクト」と呼ばれるステップが中心です。
ローインパクトのステップは、片足のいずれかが地面についた形になります。
ローインパクトの基本ステップ紹介
それでは、ローインパクトのステップをいくつか紹介します。
なお、左右の足は便宜的に記載しているものであり、場合によっては逆の足が先になることもあります。
マーチ
エアロビクスにおいては基本中の基本と言えるステップです。
その場で足踏みをするだけの簡単なステップです。
手を振り、足を適度に上げ、軽快なステップを心がけましょう。
ステップタッチ(サイドステップ)
このステップは横の動きです。
- 右足を真横に開く
- 左足を右足の位置まで引きつける
- 左足を真横に開く
- 右足を左足の位置まで引きつける
このときに、棒立ちのまま足だけ動かすのではなく、ステップを踏むときに膝を曲げることで、見た目にも美しいステップになります。
Vステップ
V字を描くように足を動かすステップです。
- 右足を右斜め前に踏み出す
- 左足を左斜め前に踏み出す
- 右足を元の位置に戻す
- 左足を元の位置に戻す
前に踏み出すときに、左右の間隔を同じくらいにしないと位置がどんどんずれていきますので注意しましょう。
Vステップでは、右足を踏み出すときに右手を、左足を踏み出すときに左手を挙げ、身体でXを作るような動きが加わることもあります。
トゥタッチ
トゥ、つまりつま先を使うステップです。
- 右足を前に出し、つま先で地面をタッチする
- 右足を戻す
- 左足を前に出し、つま先で地面をタッチする
- 左足を戻す
つま先でちょんと触れる程度でOK。軽やかな動きを心がけましょう。
ヒールタッチ
ヒール、つまりかかとを使うステップです。
- 右足を前に出し、かかとで地面をタッチする
- 右足を戻す
- 左足を前に出し、かかとで地面をタッチする
- 左足を戻す
タッチする瞬間に、軸足を軽く曲げると美しいステップになります。
グレープバイン
おいしそうな名前のステップですが、「ブドウのツル」を表します。
エアロビクスでは頻出のステップです。
- 右足を右斜め前に踏み出す
- 左足を横に動かし、右足の後ろでクロスさせる
- 右足を横に動かす
- 左足を右足方向に引き寄せ、両足を揃える
- 左右を入れ替えて同じようにステップを踏む
これに手の動きが付くことも多く、4番のところで手をパンと叩くことで一体感が生まれます。
体はしっかり正面に向け、腰の高さはなるべく一定になるよう心がけましょう。
ハイインパクトのステップ紹介
もっと激しく動いてみたくなったら、ハイインパクトのステップが入ったプログラムに挑戦しましょう。
両足が地面から離れることもある激しさが特徴です。
ホップ
ぴょんぴょん跳ねながらステップタッチを行なうイメージです。
- 右足を真横に開く
- ジャンプしながら、左足を右足の位置まで引きつける
- 左足を真横に開く
- ジャンプしながら、右足を左足の位置まで引きつける
足を真横に開いた瞬間に飛び上がり、もう片方の足を引き寄せるようなイメージです。
ランニングマン
どこかで聞いたことあるような名前ですね。
- 膝を曲げて右足を上げる
- 右足を振り下ろしつつ、左足をすっと後ろへ
- 膝を曲げて左足を上げる
- 左足を振り下ろしつつ、右足をすっと後ろへ
基本的には前傾姿勢になります。
足を後ろに滑らせるときに、やりすぎると次の一歩が難しくなります。
今回はステップのみの紹介でしたが、実際はここに手の動きも加わりますから、最初は難しく感じるかもしれません。
しかし、うまくいったときの喜びはひとしおで、踊るのがもっと楽しくなるのは間違いありません。
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