また、あご筋とひと続きになっており、顔の表情を司る「表情筋」の動きを滑らかにしておくと、さらに効果がアップするでしょう。
表情筋を鍛えれば自然に感情表現ができるようになりますし、ほうれい線にも効果があるなど一石二鳥にも三鳥にもなります。
さらに、下を向くことで首のこりを感じている方も多いのではないでしょうか。
首のこりもまた、あご周りの血液やリンパの流れを悪くして二重あごの要因となります。。
あまり鍛えすぎて太くなってしまうのも女性にとっては困りものですので、たるみが目立たない程度に鍛えるのがよいでしょう。
あご筋のストレッチ
顎を突き出すストレッチ
- 背筋をまっすぐに伸ばし正面を向く
- 上を向く
- 下唇を突き出し5秒ほどキープ
- 元に戻す
- これを3回繰り返す
あごから首筋のあたりが、ぐっと引っ張られるような感覚があればOKです。
舌を突き出すストレッチ
- 背筋をまっすぐに伸ばし正面を向く
- 上を向く
- 舌を5秒間ほど思いっきり突き出す
- 元に戻す
- これを3回繰り返す
下の奥のほうあたりに力が入っている感覚が実感できればOKです。
舌を突き出す方向を斜め下にすると、顎の関節あたりに力が加わります。
応用として取り組んでみてもよいでしょう。
表情筋のストレッチ
表情筋は顔全体のさまざまな筋肉の総称ですが、今回は頬から下のストレッチを紹介します。
なお、表情筋のトレーニングにおいて皮膚を強く引っ張りすぎるのは悪影響という説もあります。
リスクを避けるためにも軽く動かす程度にしておきましょう。
頬を引っ張り上げるストレッチ
- 頬骨のあたりに両手を当てる
- 耳の方向へ斜め上に引っ張る
- 元に戻す
舌を動かすストレッチ
- 口を閉じる
- 口の中を舐め回すように、舌をぐるっと一周動かす
首のストレッチ
正しい姿勢を維持するには、首のこりをなくすことも大切になります。
前傾姿勢が首のこりの原因となり、それがさらに姿勢を崩すという悪循環を断ち切りましょう。
横に伸ばすストレッチ
- 背筋を伸ばし正面を向く
- ゆっくり横に倒し、10秒ほどキープ
- 元の位置に戻す
- 反対方向に倒し、10秒ほどキープ
肩を上下するストレッチ
首がこっているときは、往々にして肩こりも併発しています。
肩をほぐすことで首のこりを解消しましょう。
- 背筋を伸ばし正面を向く
- 両肩をまっすぐ持ち上げる
- ゆっくり下ろす
- これを20回ほど繰り返す
両肩を持ち上げるときに斜め内側方向にならないよう注意しましょう。
日頃の生活習慣も大切
ストレッチによって二重あごの改善を図ることはできますが、生活習慣を改善しないことには、また同じ状態に戻ってしまいます。
背筋をしっかり伸ばしてイスに座ったり、スマホを見るときの目線を少し上げてみたりして、普段から正しい姿勢をキープすることが大切です。
また、最近では柔らかい食べ物を食べることが多くなったせいか、かむ回数が少なくなりあごが弱くなっているとも言われます。
しっかり噛むことは、あご筋を鍛えるのはもちろんのこと、満腹中枢を刺激して食欲を抑える効果もあります。
ストレッチはもちろんのこと、毎日の食事の中でも取り組めるのはうれしいですよね。
二重あごはなってもただちにどうこうというものではないものの、やはり気になるという方は多いようです。
ストレッチや生活習慣の改善で二重あごを解消し、すっきり引き締まったあごを目指したいですね。