太ももは体を支える大事な土台!4つの筋肉群を守るためしっかりストレッチ
太ももを普段から念入りにストレッチしておくべき理由
日常生活やあらゆるスポーツシーンで活躍する太ももの筋肉。股関節や膝関節の動きを司り、下半身のさまざまな動作に深く関わっています。
また、動作そのものだけでなく、股関節や膝関節に関わる骨格の安定・姿勢保持などにも大きな影響を与えます。まさに下半身の土台のような役割です。
これは逆に考えると、太ももの筋肉が動かしにくくなってしまったり硬くなってしまった場合、長期的な観点では下半身全体の関節や筋肉の柔軟性を低下させてしまうことに繋がることを意味しています。
その結果発生してくるのが、正しい姿勢保持が難しくなる、腰や股関節・膝関節などに痛みが出てくる、といったリスクです。
また太ももの筋肉はスポーツ活動のさまざまな動作においても多大な影響を与えており、太ももに柔軟性がある場合とない場合ではパフォーマンスに雲泥の差が生まれるといっても過言ではありません。
太ももの筋肉は単に強化の対象というわけでなく、柔らかさとしなやかさをどのような場合においても保持しておくべき筋肉だといえます。
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太もものストレッチは4つの筋肉群を対象に考えて行なうことが効率的
太ももの柔軟性を確保するためには、ストレッチが最も有効な手段の1つだといえます。ストレッチを実際に行なう場合は、太ももに4つの筋肉群があることに注意しておかなくてはいけません。
太ももの筋肉といえば前面の大腿四頭筋と後面のハムストリングスを1番に思いつくのではないでしょうか。しかし実際は太ももの内側には内転筋群、外側には外転筋群が存在しています。
それら4つの筋肉の性質や役割などを正しく理解しておくことができれば、バランスの良い太ももの強化と柔軟性が実現するはずです。
太ももに存在する4つの筋肉群の性質と役割を理解する
太ももの前面にある大腿四頭筋、後面にあるハムストリングス
大腿四頭筋は太ももの中でも特に目立つ有名な筋肉です。全身の中で見ても、特に大きな筋肉の中の1つだといえます。
大腿四頭筋は、膝関節を動かして曲げ伸ばしする際に主に働く筋肉です。また、股関節の付け根から脚全体を上方に振り上げる際にも力が入ります。
歩く・走る・昇る・降りる・座り込むなど通常の日常動作では無意識に大腿四頭筋に力を入れており、大きくジャンプする・素早く動き出す・水中でバタ足をするときなどは意識的に大腿四頭筋を有効活用しようとしています。