巷にはさまざまなダイエット方法が溢れています。
それでもなお、新しい方法が出てくるのは、長続きしないからでしょう。
中には、過度の食事制限などダイエット方法自体に無理がある場合もありますが、適切な方法であっても、長期間継続するのは難しいものです。
そこで提案したいのが、ダイエットプラスアルファの効果を得ることができるダイエット方法です。
今回紹介するのは、ボクシングをアレンジした「ボクササイズ」というトレーニングです。
女性でも気軽に始められるボクササイズの魅力を見ていきましょう。
ボクササイズとは
ボクシングをアレンジ
ボクササイズという言葉は、「ボクシング」と「エクササイズ」を合わせた造語です。
ご存知の通り、ボクシングはグローブをはめて殴り合うスポーツであり、その激しさが人気を集めるスポーツです。
プロボクサーの方の厳しい減量は、皆さんも聞いたことがあるでしょう。
ボクササイズでは、実際に殴り合うこともなければ、厳しい食事制限があるわけでもありません。
パンチであったりフットワークであったり、ボクシングの動きを取り入れて体を動かすことを主目的としていますので、初心者でも簡単に始めることができます。
女性も男性も取り組める
近年はボクササイズに取り組めるジムが増えていますが、様子を見てみると女性が多い印象があります。
スポーツジムでも、そこまできつくないメニューを組んで有酸素運動としての効果をアピールすることが多いようです。
とは言え、ボクササイズは必ずしも女性向けのトレーニングというわけではありません。
メニューをハードに設定することで筋力を鍛えることもできますから、男性であっても積極的に取り組んでほしいトレーニングの一つです。
ボクササイズのメリット1:有酸素運動でのダイエット効果
脂肪の燃焼に効果があるのが有酸素運動であることは、ダイエットに取り組む方なら誰でも知っている事実でしょう。
有酸素運動は、負荷が軽めの運動を長い時間続ける運動のこと。
おおよそ20分以上を経過したあたりから、脂肪燃焼効果が表れてくると言われています。
さらに、有酸素運動は心肺機能を高めるのにも有効です。
心肺機能が高まると、スタミナをつけることができます。
疲れにくい体になることで、さらに長時間運動することができるようになりますし、日常の活動においてもバテることが少なくなります。
ボクササイズのメリット2:筋肉をつけてダイエットに
腕の筋肉だけではない
有酸素運動の側面が注目されがちなボクササイズですが、筋肉をつけることもできます。
パンチを繰り出す際には腕の筋肉を使いますが、腕でも上腕二頭筋や上腕三頭筋など、たるみが出やすい部分に筋肉をつけることで、しっかり引き締めることができます。
そして、ボクササイズは腕だけの運動ではありません。
パンチをする際には足で踏み込みますし、フットワークで足を細かく動かせば、下半身の運動にもなります。
筋肉の代謝量に注目
筋肉をつけてダイエットというと、疑問に思う方もいらっしゃることでしょう。
なぜなら、筋肉は脂肪に比べて重たく、単純に考えればダイエットには逆効果に思えるからです。
しかし、筋肉の重要なメリットを見落としてはいけません。
それは、代謝の大きさです。
代謝とは、摂取した食品を体内で分解して必要な形に変えて利用する働きのことです。
代謝には大量のエネルギーを消費しますから、代謝が活発である人ほど、食事をしても太りにくい体質と言えます。
筋肉をつけることは、長期的な目線で見た場合に痩せやすい、リバウンドしにくいダイエット方法なのです。
ボクササイズのメリット3:ストレス解消
ボクササイズが他のダイエット方法と決定的に違うのは、ここかもしれません。
サンドバッグ、あるいはトレーニングパートナーのミット目がけてパンチを繰り出し思いっきり殴ることで、スカッとすることができます。
日常では絶対やってはいけないことですが、ボクササイズであればなんの問題もありません。