トレーニング器具は、実際に鍛えることを目的とするものばかりではありません。
運動中、あるいは運動後の体の状態を把握することでトレーニングに活かすための器具もあります。
心拍計もその一つなのですが、その種類は多くどれを買うべきか迷ってしまうかもしれません。
心拍計の効果的な利用方法を解説するとともに、どれを選べばいいのかおすすめの商品を紹介します。
心拍計とは
心拍計は、名前から想像できる通り、心拍数を計測するための器具です。
そのほとんどが腕時計タイプであり、最近ではスマートウォッチタイプが主流となっています。
心拍計で計測した心拍数のデータをスマートフォンに送って確認することができますので、運動に集中することができるメリットがあります。
また、スマートウォッチ化により多機能化が進んでいるのも特徴です。
歩数や血圧、活動量など運動に関わる機能だけではなく、メール・SNS・電話の着信や音楽再生などに対応しているものもあり、その用途は運動時のみにとどまりません。
心拍計を利用して運動強度を把握!
最大心拍数を知る
心拍数は、運動の強度を上げれば上げるほど上昇します。
心拍数の状態を適切に把握することで、今行っているトレーニングが自分にとってどれくらいの強度のトレーニングなのか知ることができます。
適切な心拍数は、何を目的としてトレーニングをするかによって異なります。
限界まで追い込んだときの心拍数を「最大心拍数」と言いますが、例えば有酸素運動であれば、最大心拍数の70%から80%程度がいいとされています。
これは、マラソンなどで持久力をつけることを目的とするレベルの強度です。
強度を上げるタイミングも分かる
トレーニングを続けていると、あるタイミングで今までのトレーニングがきつく感じなくなります。
そのときに心拍計を確認してみると、それまでより低い数値が表示されているはず。
これはつまり、もう少し強度を上げていいということを表します。
適切な強度というのは自分ではなかなか分かりにくいのですが、心拍計があれば数値として表れますから、客観的に判断しやすくなります。
心拍計の選び方
ここからは、心拍計を選ぶポイントについて解説します。
スマホ連動
スマートフォンなどとBluetoothで連動するスマートウォッチタイプであれば、あらゆるデータをスマホの対応アプリから確認することができます。
なお、連動に対応しているデータは機種によっても異なりますから、十分に確認しておきましょう。
GPS機能
GPS機能がついているタイプであれば、自分の走った距離であったり、現在位置であったりを確認することができます。
ランニングやサイクリングで、いつもと違ったコースにチャレンジするときなどは重宝しそうですね。