身体能力向上・スタイルアップに不必要な筋肉などない!
全身の筋肉は、骨や健などを通じてほぼ全てつながっているといえます。例えば大胸筋と腹直筋は隣接している筋肉なので、もちろんつながっているイメージは強いでしょう。
しかし、一見距離が遠いイメージのある僧帽筋と大臀筋も、それぞれの位置だけ見るとばらばらに見えるかもしれませんが、広背筋や脊柱起立筋などを通して間接的につながっています。
これは、全身の動作能力を向上させる場合や全身を引き締める目的で筋力トレーニングを行なうとき、偏った部位のみ鍛えるような方法ではあまり高い効果が望めないということを意味しています。
どのような目的で筋力トレーニングを行なうにしても、各部位の筋肉を総合的にそれぞれ綿密に鍛えることがおすすめです。
鍛えるべき筋肉、優先順位ランキングの発表!まずは第10位から第4位まで!
第10位、腹斜筋
腹斜筋はお腹の横の部分にある筋肉です。すぐ隣にある腹直筋と密接な関係があります。お腹を捻る動作や、上半身を安定させるために必要な筋肉です。
腹斜筋を鍛える場合に最も有効なトレーニング種目がサイドベント。ダンベルなどを片方の手に持ち、体を横に倒していく運動です。
第9位、上腕二頭筋
逞しい腕を表現するのに欠かせないのが上腕二頭筋です。腕の太さを表現する手段の一つとしても必要ですが、主に物などを引き寄せるときに必要な力を生み出します。
バーベルやダンベルなどを手に持ち、肘を支点として自分の体のほうに巻き上げていくカールというトレーニング種目が、上腕二頭筋を鍛える種目として最も有名です。
第8位、上腕三頭筋
普段あまり目立つことはありませんが、二の腕の裏側にあり、主に物を押すときなどに活躍する筋肉が上腕三頭筋です。ショルダープレスやベンチプレスなど、主にプレス系統のトレーニング種目で鍛えることができます。
第7位、三角筋
肩幅の広さをアピールしたいなら、肩関節の周りについている三角筋を発達させるのが有効な手段の一つです。物を上の方に押す動作時などに使用します。
ショルダープレスやサイドレイズなどが三角筋を鍛えるトレーニング種目として有名ですが、あまり行ないすぎると肩周りの細かい筋肉を痛めてしまう可能性もあるので、注意を払いながらトレーニングに臨む必要があります。
第6位、大胸筋
上半身を逞しくしたいと考えるとき、一番最初に思いつく筋肉なのではないでしょうか。大胸筋は胸の筋肉であり、主に物を前方に押すときなどに使用します。