サイクリングウェアはこんな機能がある
サイクリングウェアは通常の衣類と違い、多くのメリットがあります。サイクリングをするときにはぜひ手に入れておきたいアイテムです。
肌をサラサラに保つ
サイクリングウェアには走行中の汗を吸収して放出する「吸湿速乾性」の高い素材が使われています。そのため、肌がべたつかずサラサラに保つことができ、快適に走行できます。
背中側にポケットがついている
走行中の体の動きを邪魔しないように、背中側にポケットがついています。特にロードバイクは非常にエネルギー消費が激しく、長距離の走行時には走りながら軽食を取ってエネルギー補給することが多いため、ポケットにバータイプのフードを入れておけるのは非常に便利です。
また、スマホや小銭を入れておく人もいます。
軽量
ロードレースなどでは1gの差がスピードの差になることがあります。趣味で走るサイクリングでも、少しでも軽くした方が走行が楽になります。サイクリング用のウェアは軽量な素材を使っているため、スピードや走りやすさに影響なくスムーズに走行できます。
空気抵抗を受けにくい
サイクリングウェアは体にぴったりとフィットするものが多く、フードや前面のポケットなどもないため空気抵抗を受けにくい作りになっています。オートバイや車と違って生身の人間が直接風の抵抗を受けてしまうため、余計な空気抵抗を受けないサイクリングウェアで抵抗を減らすことができます。
サイクリングウェアにも種類がある
サイクリングウェアと一口に言っても、実はさまざまな種類があります。季節や用途によって使い分けましょう。
季節による種類分け
季節によって異なる素材や袖の長さのウェアが販売されています。
春夏用は通気性・軽量性が重視された半袖のウェアで、吸湿速乾性が高くサラリとした肌触りのものやUVカット機能がついたものが多いです。
秋冬用は防風性や保温性が高い長袖のウェアが多いですが、気温によって使用している素材が異なります。一般的には10度前後とそれ以下で素材の厚みが異なったり、ナイロン素材になったりします。
レース仕様と街乗り仕様
本格的なレースに出場する人、趣味で走りつつ市民レースに出場する(あるいはそれくらいのレベルで走る)人、景色などを楽しみながらマイペースで走りたい人で、異なるウェアを選ぶことが出来ます。
レースに出るためにトレーニングしている人は、より体にぴったりとフィットして高性能な素材のウェアを使用します。かなり強い前傾姿勢を取るため、背中側の生地が長くなっていたり、ずり上がり防止にすべり止めがついていたりします。
趣味でマイペースに走りたいという人はレースやトレーニング用のウェアよりも1サイズ程度ゆったりとしたサイズ感のウェアを選ぶ人が多いです。もちろん趣味でも本格的なウェアを選ぶ人もいます。
サイクリングウェアを選ぶポイントは
特に初心者がサイクリングウェアを選ぶポイントは「フィット感」「サイズ」「素材・機能性」「デザイン」の4点です。
フィット感
着用したときにより体にフィットするものを選ぶのか、ややゆとりがあるものを選ぶのかという点に注目しましょう。レースに出るという人はよりフィットするものの方が適しています。
サイズ
自分の体のサイズに合ったものを選びましょう。小さすぎると窮屈になってしまい動きが制限されますし、大きすぎると空気抵抗を受けやすくなります。
素材・機能性
吸湿速乾性に優れ、肌触りがよい素材を選びましょう。UVカット加工や抗菌防臭加工がしてある素材のウェアも販売されています。秋冬用は保温性や防風性の高いものをおすすめしますが、蒸れないように放湿性の高い素材を選ぶのもポイントです。
デザイン
デザインによってモチベーションが大きく変わることがあります。シンプルなデザインが好きな人もいれば明るめな色が好きな人もいますし、デザイン性の高いウェアを好む人もいます。
中には「痛ジャージ」というアニメのキャラクターなどが大きくデザインされているウェアを着ている人もレースなどでよく見かけられます。