筋トレ用グローブとは?
野球やサイクリングなどグローブを使う運動には様々なものがありますが、ここで紹介するグローブはトレーニング用のグローブです。全ての筋トレに使用するのではなく、バーを握る動作をするダンベルやバーベルなどのウエイトトレーニング時に使用します。
指の第二関節まで覆われたハーフフィンガーが特徴で、これは指先の感覚を鈍らせない効果があります。
自宅で筋トレをしている方には馴染みがないとは思いますが、ジムなどでは多くの方がグローブを着けてウエイトトレーニングをしています。
使うだけで筋トレ効果倍増!その効果は?
「軽量だから素手で大丈夫」と思っている方もいるとは思いますが、トレーニンググローブはつけるだけの価値があります。ここからは、トレーニンググローブをつける価値と効果についてお話していきましょう。
手のひらを保護し筋トレ効果を上げる
ダンベルやバーベルのシャフト部分には、滑り止めのための刻みが入れられています。これは滑りにくく握りやすいというメリットがある一方で、素手で握ると痛みを感じるとうデメリットもあります。
軽量の場合はそれほど気にならなくても重量になればなるほど痛みが増し、しっかりと握ることができなくなったりマメができてしまうこともあります。
しっかりと握ることができなくなると危険ですし、筋トレ効果も低下します。しかし、トレーニンググローブをすれば、手のひらを保護してくれるので痛みも軽減し、筋トレ効果をを向上させてくれます。
滑り止め効果でトレーニングの質も上がる
ダンベルやバーベルのシャフト部分には滑り止め効果のある刻みがありますが、使いこんでいくうちにこの【刻みが摩擦によりすり減ってしまう】事もあります。すり減ってしまう事で滑り止めの効果も低下し、滑りやすくなります。
握ることが必要なトレーニングの場合、滑りやすくなるとトレーニングの質も全く違うものになってきます。
さらに、重量になればなるほど、危険性も伴います。
トレーニンググローブには、滑り止めが施されていますので、刻みが摩擦ですり減ったとしてもグローブ自体の滑り止め機能が発揮されるので、トレーニングの質を落とすこともありません。また、吸収性もあるので手汗の問題も解決され快適なトレーニングをすることができます。
今まで素手でトレーニングをされていた方がトレーニンググローブを着用するとその効果を実感することでしょう。
握力の向上で筋トレ効果倍増
滑り止め加工がされていることで、しっかりと握ることができます。安定して握ることができるため、素手よりも握力が向上します。特に女性の方は、握力に自信がない方が多いのでトレーニンググローブの着用がおすすめ。素手の時よりも重量があるものにもチャレンジできるでしょう。
トレーニングの安全性を確保し集中力も向上
ジムでのトレーニングは、トレーニング器具の落下など危険と隣あわせの環境にあります。特に、素手でトレーニングをすると手汗でしっかりと握れなくなりダンベルやバーベルを落下させてしまうことも。そのため自分の怪我だけではなく、周囲の人にも怪我をさせてしまうというリスクも伴ってしまいます。
しかし、トレーニンググローブを着用することで、汗を吸収し安定して握ることができるので落下させてしまうという危険性も回避できるのです。安全にトレーニングできるという事で、集中できトレーニング効果も向上します。
トレーニンググローブの種類をチェック
トレーニンググローブは、素材や種類も様々なタイプがあります。購入の前にこれらの特徴をチェックしておきましょう。
レザー素材のトレーニンググローブ
レザー素材のトレーニンググローブは、耐久性が高いので長く使用することができます。またクッション性も高く、【高重量でも安定感があり手にも馴染みやすい】のが特徴です。
デメリットとしては、人工素材のトレーニンググローブに比べて価格が高いという点と洗濯ができないという点。
通気性が悪いのもデメリットとなりますが、手のひらがメッシュになっているグローブもあるのでそのタイプのトレーニンググローブにすればこの点はクリアできそうです。
本格的にウエイトトレーニングをしている方にはレザー素材がおすすめです。
人工素材のトレーニンググローブ
人工素材のトレーニンググローブは、伸縮性もよく手にフィットするのでしっかりと握ることができます。
また通気性がよく、洗濯できるものが多いので清潔に保つことができます。デメリットとしては高重量になると手に痛みを感じる方も多いという点。
その事から初心者の方や女性におすすめです。レザー素材のトレーニンググローブに比べて価格も安く扱いやすいので、初めてのグローブは人工素材にする方が多いのも特徴。
リストラップタイプのトレーニンググローブ
リストラップタイプのトレーニンググローブのメリットは手首を保護してくれる点。手首が安定することで怪我を防止するとともに、より高重量のものも安定して扱えるようになります。
デメリットとしては、価格が高いという点。しかし、メリットを考慮すると使う価値はあるので、ウエイトトレーニング上級者や、握力に自信のない女性にはリストラップタイプのトレーニンググローブがおすすめ。
トレーニンググローブの選び方
トレーニンググローブを選ぶ時は5つのポイントをチェックしましょう。
フィットするサイズをチェック
トレーニンググローブを選ぶ時のポイントとして一番大切なのはサイズです。サイズが大きすぎると、グリップ力が弱まり滑りやすくなります。反対に小さすぎると、食い込んでしまい痛みが生じてしまいます。
また、素材や生産国によっても同じサイズでも使用感が異なる場合があります。特に海外製のものは、国産よりも大きめなので要注意です。トレーニンググローブを購入する際は、手のひらに心地よくフィットするサイズがおすすめです。
手のひらの厚みをチェック
トレーニンググローブを購入する際は、厚みもチェックしましょう。手のひらの厚みにも個人差がありますので、できれば試着するのがおすすめ。試着する場合は、厚みだけではなく手の動きを確認することも忘れずにしましょう。
薄いタイプのグローブは手にフィットし握りやすいというメリットがある反面、高重量になればなるほど、手に痛みを感じる場合もあります。高重量のトレーニングをする場合は、厚みがあるグローブがおすすめです。
また握る動作をするため手の平の部分がしっかりとしているかをチェックするのもポイントです。
筋トレグッズを販売している場所で購入する際は、実際に器具に触れることができる場合もありますので、しっかりと握り具合いを確認してみるとより自分に合ったグローブを選ぶことができます。
手入れの方法をチェック
トレーニンググローブを購入する際は、手入れの方法も忘れずにチェックしたいポイントです。洗濯できるものもあれば、できないものもあります。手汗をかくので洗濯はしたいという方は可能なものを選ぶようにしましょう。
洗濯不可のグローブの場合は通気性のよいものを選ぶと匂いなども気にならないのでおすすめです。
デザインをチェック
トレーニンググローブは、様々なメーカーから販売されておりシンプルなものからビビットなカラーが施されたものなどそれぞれデザインも異なります。自分の好みに合わせたグローブを選ぶことで、トレーニングへのモチベーションアップにも繋がります。お気に入りのものを探してみてください。
価格相場をチェック
最後にチェックするポイントは価格です。購入の際の一番の決め手になるという方も多いのではないでしょうか。できれば安いものがいいと誰もが思いますが、あまりにも安すぎるとすぐにダメになってしまうなどのデメリットもあります。ですから価格の相場を知っておくのは大切です。
トレーニンググローブの売れ筋価格帯は、3000円から5000円です。素材によって異なりますが、レザータイプのものは他のものよりも高いのが特徴。低価格でも機能性に優れているものもあるので、【価格+機能性や耐久性】などを重視し選ぶようにしましょう。