トレッキングシャツの役割
トレッキングとは山歩きのこと。登山は山頂を目指してひたすら登り続けますが、トレッキングは山頂にこだわらず山の中を歩き景色を楽しむことを目的としています。
そんなトレッキングのときに着用するのがトレッキングシャツです。まずは役割から解説していきましょう。
皮膚の保護
トレッキングシャツには長袖と半袖がありますが、長袖には紫外線や木の枝などから肌を守る役割を持っています。山道を歩いていると木が大きく張り出していたり、細い先の部分が出ていることがあります。
それに気付かずに近づいて、皮膚に引っかき傷ができたり刺さる可能性もあるので注意が必要です。長袖のトレッキングシャツを着ていれば、けがを予防できたり軽い程度で済みます。
体温調節
山登りと同様に、トレッキングの服装も基本は重ね着です。気温の変化に対応するために体温調節を適切に行うことはとても重要になります。トレッキングシャツもその大事を役割を担っている一つ。
ウェアの一番下に着るものなので、汗をよく吸ってすぐに乾くような素材のものを選ぶと体温を奪われにくく、調節しやすくなります。
デザイン性
最近ではおしゃれなウェアもたくさん販売されています。おしゃれも楽しみたいという人はトレッキングシャツにもこだわってみるとさらに楽しみが増えますよ。
トレッキングシャツの種類
トレッキングシャツの役割を解説したところで、続いてはトレッキングシャツの種類についてお話していきましょう。自分が欲しいシャツのタイプを絞り込めばさらに選びやすくなりますよ。
Tシャツタイプ
手早くさっと着たいならTシャツタイプがおすすめです。薄手で吸汗・速乾性に優れたものを選ぶと良いでしょう。暑い時期に使用するなら、接触冷感素材のものもアリ。
手軽さ・使いやすさを重視したいなら、Tシャツタイプは持っていて損はありませんよ。
ボタン付きタイプ
ボタン付きのトレッキングシャツはボタンの明け具合で体温調節も行えるので重宝している人も多いです。こちらも汗を素早く吸ってすぐに乾く素材で作られている製品がたくさんあります。
襟の部分に吸汗性の高い素材が使用されている商品もありますよ。襟を立てて首元を紫外線から守ったり体温が奪われるのを防ぐことも可能です。
ハーフジップタイプ
最近増えてきているのがハーフジップタイプのトレッキングシャツです。ボタンを留めるのは面倒だけど、Tシャツでは体温調節に心許ないという人はハーフジップがおすすめ。
ジップで微妙な体温調節も簡単に行え、ハイネックデザインが多いので首元の体温調節もお手のものです。おしゃれ感も出したいならこのタイプがイチオシですよ。
トレッキングシャツを選ぶポイント
さまざまなトレッキングシャツが販売されているので、どう選べば良いの分からない人もいるはず。ここではトレッキングシャツを選ぶポイントについて紹介していきます。
シャツの素材
まず注目したいのはトレッキングシャツの素材です。上記でも触れていますが、吸汗・速乾性に優れた素材のものはトレッキングにもってこいだといるでしょう。
ポリエステル素材のタイプもおすすめです。汗を吸う力はないのですが、汗を素早く蒸発させるので速乾性が期待できます。
機能性
トレッキングシャツは素材のほかに機能性も選ぶポイントとして見落としてはいけません。すでに紹介している吸汗・速乾性以外にもUV加工や防虫機能付きのシャツもあります。
ほかには胸元にポケットがついているとティッシュや小物類を入れておくことができますし、長袖を取り外して半袖として着用できるシャツがあるなどさまざまな工夫がされています。