ソフトテニスのボールは普通のゴムボールに見えるかもしれませんが、実はブランドによって品質が大きく変わります。そのため、ただ「安いから」という理由だけで選ぶのは危険な場合があります。
より良いボールを使って早く上達するための選び方を解説します。おすすめのボールランキングもご紹介します。
ソフトテニスのボールの特徴
ソフトテニスのボールの特徴をチェックしておきましょう。
柔らかいゴムボール
ソフトテニスのボールは柔らかいゴムボールです。バルブがついているため、空気入れを使って空気圧の調節が可能です。色は白いものが一般的ですが、青、黄色、ピンクといった色つきのものも使われます。
ソフトテニスのボールの空気圧は
ソフトテニスのボールは他のスポーツのボールと同様、使用しているうちに徐々に空気が抜けていっていまいます。一般的には「1.5mの高さから力を加えずに落下させて70〜80cmまでバウンドする固さ」に調節するように定められています。
それより柔らかいと回転やバウンドが変わってしまいますので、しっかり調整しましょう。
品質の良いボールを使うと上達が早い!
ボールにはそれぞれ品質があり、商品によってゴムの厚さ、表面の滑らかさ、ゴムの変形しやすさ(しにくさ)といった点が異なります。
表面がざらついているものはグラウンドの砂が付きやすくなりますし、重かったりゴムが変形しやすかったりすると回転のかかり具合が変わってきます。品質の良いボールを正しい空気圧で使用すると上達が早くなります。
メーカーによる選び方・おすすめ3ブランド紹介
ソフトテニスのボールにはおすすめの3ブランドがあります。この3つのブランドのボールでしか試合を行うことが出来ないという非常にクオリティの高いボールを作り出しています。
試合用公認球は3つのブランドしか販売していない
公式戦で使用できるボールは、日本ソフトテニス連盟の公認を受けた「公認球」でなければいけません。試合用の公認球を製造・販売している業者はナガセケンコー、昭和ホールディングス、住友ゴム工業(ダンロップスポーツ)の3社しかありません。
ナガセケンコー
ナガセケンコーはソフトテニスのボールやソフトボールなどを専門に製造販売する会社で、戦前の1934年からソフトテニス(当時は軟式テニス)のボールを製造しています。アカエムに比べてやや固めの打感で反発力が強いといわれることがあります。
アカエム(昭和ホールディングス)
アカエムは前身の「三田土ゴム」の頭文字である「M」の文字が赤字でプリントされているのが特徴です。ナガセケンコーのボールに比べて粘り強い感触があるといわれることがあります。また、空気が抜けやすいという声も多いのが特徴です。
スリクソン(ダンロップスポーツ)
スリクソンは住友ゴム工業(ダンロップスポーツ)のボールです。ナガセケンコーやアカエムに比べ、公認されてからまだ日が浅いためシェア率は他の2社に比べると低めです。ただしボールの品質は他の2ブランドと比べても決して遜色はありません。
どのブランドのボールを選ぶのか?
上記の3つのブランドのボールであれば、どのブランドを選んでも問題はありません。この3社の製品であれば、ブランドを気にしていない人もいるくらいです。ただ好きなボールは好みが出ることがありますので、好きなものを選べばよいでしょう。
ソフトテニスのボールは値段で選んでは危険かも?
ソフトテニスのボールは消耗品ですので、出来るだけ値段の安いものを使いたいところです。ですが値段だけでボールを選ぶのは危険ですので注意しましょう。
練習球と試合球がある
ソフトテニスのボールには「練習球」と「試合球」があります。試合球は文字通り試合で使用するボールですので当然試合球の方が品質が高いですが、価格も高くなります。
安価すぎるものは試合で使えないことが
安価すぎるものは日本ソフトテニス連盟からの公認を受けていないものであることが多く、当然試合では使えません。試合での使用を想定するのであればまずは公認球であることが絶対条件です。
練習でガンガン使うなら安い練習球でもOK
しょっちゅうボールを無くしてしまう、あるいは練習でガンガン使うので消耗品度が激しいといった場合には試合球よりも安い練習球を使うというのも良いでしょう。
できれば公認を受けている3ブランドのものが良いですが、公認を受けていないブランドの安価なボールは無くしてもそれほど痛くないというメリットがあります。
試合前は試合球でしっかり慣れよう
試合の直前は試合球を使ってしっかりとボールの感覚に慣れましょう。できれば日頃から試合球を使用することが望ましいです。
ソフトテニスのボールの選び方・ポイントチェック!
ブランドや価格以外のボール選びのポイントをチェックしましょう。
3ブランド以外のボールを選ぶときは口コミをチェック!
ナガセケンコー、アカエム、スリクソン以外のボールを選ぶときには、必ず口コミをチェックしましょう。口コミは実際に使用している人はもちろん、ボールを使用している子どもの保護者が書き込んでいる場合もあります。
最も信頼性が高い口コミは「部活やチームでプレーしている人」「できれば高校生以上」「公認球を使ったことがある人」が書いたものなので、口コミをチェックするときに気にしておくとよいでしょう。