サイクリングを始めるとどうすればもっとスムーズなペダリングができるのかを考えるのではないでしょうか。快適なサイクリングをサポートするグッズやアイテムがたくさんありますが、サイクリングパンツもその中の一つです。
サイクリングパンツには機能性抜群のレーパンや、街をそのまま歩いても違和感のないカジュアルパンツがあります。今回は機能性のあるサイクリングウェアを手がけるパールイズミやサンティックなどのサイクリングパンツをご紹介していきます。
サイクリングを快適にするおすすめ人気サイクリングパンツ12選を徹底比較。レーパンとカジュアルパンツの特徴や選び方も一緒に解説します。
サイクリングパンツの種類
サイクリングパンツにはロードバイクなどでよく使用される機能重視のレーパンや、初心者が街乗りや通学・通勤でも気軽に着用できるカジュアルパンツなどいくつかの種類があります。
本格的なサイクリングにはレーパンがベスト
本腰を入れてサイクリングを行いたい人は少しでもペダリングを楽にしたいと考えます。そこで見直したいアイテムがサイクリングウェアといえるでしょう。
特に足全体を使うサイクリングは下半身着用のウェアが重要です。レーパンはまさにサイクリング用に設計されているのでさまざまな機能性を兼ね備えています。
ボディラインが出てしまうので着用に勇気がいるという人もいるでしょう。しかしレーパンは空気の抵抗が少なくなるように設計されているので、着用して走ると恥ずかしさはどこかへいってしまうほど快適なサイクリングができます。
そしてレーパンを着て颯爽とベダリングする姿はかっこよく見えます。レーパンには数種類の丈があります。
- ショートパンツ … レーサーパンツとして一般的なショート丈のパンツ。UVカットになっているものもあり夏場のサイクリングにベストなレーパンです。
- 3/4タイツ … 膝下まである七分丈のレーサーパンツ。春や秋のサイクリングに最適です。膝が覆われているので膝の冷えを緩和したり転倒時のケガから保護したりすることができます。
- ロングタイツ … 足首まであるロングタイプは寒い冬場のサイクリングに向いています。防寒効果の他に発汗による冷えを緩和する保温機能などを兼ね備えています。一般的なパッド付きのレーパンや体温調節に使われるパッド無しのタイツがあります。
普段着感覚のサイクリングカジュアルパンツ
サイクリングは好きだけどやる気満々のレーパンはまだちょっと無理、と思う人はたくさんいます。ロードバイクを本格的に楽しむというよりは、街乗りやカジュアル感覚のアウトドアで自転車に乗っている人もいるでしょう。
サイクリング用のカジュアルパンツはサイクリングに必要な機能はありますが、レーパンのようなピタピタ感はありません。普段着感覚で着用できるのでそのまま街を歩いても違和感なし。自分が持っているトップスとも簡単にコーディネイトすることができます。
その他(サイクルスカート・ビブショーツ)
可愛らしさもあるサイクルスカート。サイクリングファッションとしてレーパンやインナーパンツと合わせて着用します。サイクルスカートは気になるボディラインをカバーすることができるサイクルウェアです。
デメリットとして自転車の乗り降りで邪魔になったり空気抵抗を受けたりしてペダリングの妨げになることがあります。サイクリング人口の多いヨーロッパではロードバイクを楽しむ女性が多いですがサイクルスカートを履いてる人はいません。
ビブショーツはレーパンに肩ひもが付いているものでウエスト部分が圧迫しないなどのメリットがあります。
サイクリングパンツの特徴と選び方:レーパン
本格的なサイクリングや長距離走行には間違いなくレーパンが適しています。レーパンにはどのような機能性が備わっているのか知っておくとレーパンを選ぶ時に役立ちます。
伸縮性が快適な動作をサポート
レーパンには伸縮性に優れた素材が使われています。スムーズなペダリングを行うには、適度なフィット感でストレッチ性に優れたレーパンが必要です。
身体にピタッとしているウェアなので、サイズに合ったものを着用しないと程よいストレッチ感が生かされません。試着の際にはさまざまな動作をしてみて伸縮性が優れたものを選びましょう。
吸汗速乾性と抗菌防臭機能で爽快なサイクリング
汗によるトラブルを解消してくれるのが吸汗速乾機能と抗菌防臭機能です。吸汗速乾機能が優れていると汗を素早く吸収し乾かしてくれるので、発汗による不快なムレや肌の炎症を防ぎます。
イヤなニオイが残るのを防いだり、細菌の増殖を抑えたりする抗菌防臭機能のついたレーパンをチェックすることも大切です。また吸汗速乾性や抗菌防臭機能を長持ちさせるためにも、レーパンは使用したその日に洗濯しておきましょう。
お尻の痛みを和らげるパッド
長時間のサイクリングで気になってしまうのがお尻の痛み。その痛みを和らげるのがレーパンに付いているパッドです。パッドはクッション性に優れていて自転車から伝わる振動と衝撃をしっかり吸収します。
これまで痛みを感じるたびにお尻をサドルから離してみたり位置を変えたりしていたのではないでしょうか。パッドはその悩みを解消し快適なペダリングをサポートします。レーパンを選ぶ際にはパッドの構造や厚み、素材などもチェックするとよいでしょう。
レーパンを履いて紫外線対策も
女性が気になる紫外線対策。特にお天気がいい日の長距離サイクリングでは、UVカット効果があると日焼けを気にせず安心してサイクリングができます。
日焼け止めクリームなどは汗をかくと何度も塗り直さないといけないので面倒です。UVカット効果のあるレーパンならサイクリング中の紫外線対策も安心です。
集中できるサイクリングは着用感とサイズ感
サイクリングに集中するためにはレーパンの着用感も重要です。デリケートな肌に違和感のないフラットシーム仕様のものを選ぶと快適です。またレーパンは身体にピタッとしたウェアですがもちろんサイズがあります。
小さすぎるとは身体が締まりすぎてスムーズな動作ができません。逆に大きすぎるとパッド部分に余計なあまりが出てしまったり、裾が長すぎたりしてサイクリングの妨げになります。自分のサイズにできるだけ近いものを選ぶことが大切です。
サイクリングパンツの特徴と選び方:カジュアルパンツ
カジュアルなサイクリングパンツはラフなサイクリングを楽しみたい時に活用できます。自転車で遠出して街歩きしたりアウトドアに出かけたりするような日にはカジュアルタイプが最適です。
動きやすさを考えた設計
サイクリングのカジュアルパンツはペダリングの動作がしやすい設計になっています。サイクリング時の動きに無理がでないよう立体裁断になっていたり肌触りのよい素材が使用されたりしています。
またサイクリングの動作になじむよう伸縮性のある素材が使用されています。ウエスト部分が締め付けられられないようヒモで調整できるものもあります。
サイクリングに集中できる機能を持っているかチェックしてみるといいでしょう。長時間自転車に乗る場合は、パッド付きのインナーパンツと組み合わせて履くとお尻の痛みを軽減してくれます。
撥水加工と通気性
カジュアルな格好でアウトドアを楽しみたいのであれば撥水加工がされたものが適しています。汚れや水に強い機能を持っているカジュアルパンツは、どんなシチュエーションでも安心して着用することができます。