ダイビングをするうえで必要なスキルに中性浮力がありますが、中性浮力を得る為には適正ウエイトが重要な役割を果たします。
GULLやTUSA、日光社などがウエイトベルトや鉛ウエイトなどを出していますが、それぞれどんな特徴があるのでしょう。
ウエイトのおすすめ人気ランキングから、適正ウエイトの確認方法までしっかりと確認していきましょう!
ダイビング用ウエイト類の選び方
ダイビング用のウエイト類を選ぶ時は慎重に行う必要があります。
ウエイトは自分の浮力を調節する大切なアイテムであり、選び方を間違えれば緊急時に足を引っ張る危険な存在になるからです。
緊急時に簡単に外せる長さのもの
ダイビング時には体を保護する為にウエットスーツやドライスーツを着用、大きくなった浮力を消すためにウエイトを使用します。
浮力を減らすという事は、もしもの緊急時に浮きにくくなるという事。トラブル発生時にはウエイトを外す必要が出てくるのです。
特に初心者にいえる事ですが、上級者でもトラブル発生時には焦りが生じ冷静さが欠けるもの、そんな時に外しにくいウエイトを使用しているのは危険です。
片手でも簡単に取り外しができるものを選びましょう。
ベルトの場合は短すぎるとつかみにくく、長すぎると絡まりやすくなります。その為ちょうどいい長さは、着用後片手でつかめる長さ17cm~22cm程がいいでしょう。
着用するウエイト用品は、着用後に微調節が出来るものがいいですね。
ズレないウエイトを選ぶ
特に深く潜る上級者は特に、水圧を受けウエットスーツやドライスーツが薄くなりベルトが回りやすくなります。
ウエイトがズレると体のバランスがとりにくく、海中で違和感を感じる事になります。ゴム製のベルトなど、ズレにくい素材や構造のものを選ぶといいでしょう。
またウエイトキーパーなどを使用すればウエイトがズレないように固定出来るのでおすすめです。
ほつれない丈夫なものを選ぶ
意外に見落としがちなのが、ウエイトベルトなどのほつれです。
ほつれがあるとウエイトを通しにくくなるだけでなく、トラブル発生時に海中で挟まったり引っかかったりしてウエイトベルトが外れない!という危険な状態を引き起こしてしまうのです。
ほつれやすいウエイトベルトは極力避ける様にしましょう。
体に負担の少ないウエイト種類を選ぶ
基本的なウエイトの種類はウエイトベルト+鉛ウエイトです。その他にも下記のような種類があります。
- ウエイトベルト+鉛ウエイト(一般的なもの)
- ウエイトベスト(取り外しが難しい、少量のウエイトのみ)
- アンクルウエイト(体のバランスをとるもの)
- BC用ウエイトポケット(ウエイトの重さを分散出来る)
一般的なウエイトベルトですが、使用するウエイトは上限2kg程と考えた方がいいですね。それ以上のウエイトは腰に負担が大きくなります。
腰に違和感を感じたり、腰に負担があればBCのウエイトポケットにウエイトを入れ重さを分散させましょう。
その為にはウエイト用ポケットが付いているBCを選ばなくてはいけません。もしくはウエイトベストを着用し上半身でウエイトを軽減する方法もあります。
またアンクルウエイトは冬場のドライスーツ着用時に足に空気が入り浮くのを防止するために使用します。特にビギナーはドライスーツ着用時に使用したほうがいいでしょう。
このようにいかに負担が少なくウエイトをつけるかも大切です。その為に自分が必要なウエイト類は何かをしっかりと見定めましょう。
要チェック!適正ウエイトの確認方法
適正ウエイトを見極めるのはとても大切です。でも適正ウエイトってどうやって判断すればいいのでしょう?
ウエイトが合っていない場合
ダイビング中に下記のような事が起こるならウエイトが合っていない事が原因かもしれません。
- 海底にフィンがぶつかり砂を巻き上げる
- 浮力が足りず珊瑚に手やフィンが触れてしまう
- エアの持ちが悪い
- 疲れやすい
これらは重荷重による可能性が高いです。中性浮力が出来ず、浮こうとしてフィンを動かし続ける為に起こる現象なのです。
一般的なウエイトの重さを確認
自分にあった適正ウエイトを確認する前に、目安とされているウエイトをチェックします。
5mmウエットスーツを着用した場合、体重の10分の1マイナス2kgが目安です(スチールタンク使用時は体重の10分の1マイナス4kg)
例えば、体重50kgなら目安のウエイトは3kg(スチールタンク使用時は1kg)となります。
冬場のドライスーツの場合はプラス4㎏が目安です。この目安を踏まえて適正ウエイトを確認していきましょう。
適正ウエイトの確認方法
ダイバーの中にはウエイトをつけ過ぎている人が多いといわれています。その理由はダイビング講習時にあえて重いウエイトを着用する事が多い為。
講習時は体を安定させる目的で、通常より重めのウエイトをつけます。しかし実際はもっと軽めのウエイトで十分なのです。
では適正ウエイトの確認方法を見ていきましょう。下記動画も参考にしてみて下さい。
- BCDの空気を全て抜いた状態で水面に浮く
- 水面と目の高さが揃えば適正ウエイトの証(沈むようなら過ウエイト)
- 息を吸えば水面に浮き、吐けば沈む状態になる
ダイビング用ウエイト類おすすめ人気ランキング(ベルト編)
定番の人気ベルト、更に自分カスタマイズ出来るカラフルなベルトもおすすめです。
人気ブランドGULLはダイビングに華やかさをプラスした商品が多いですね。
3位:TUSA ウエイトベルト&ステンレスバックルセット
ダイビング器機メーカーとして多くのダイバーに支持を受けているTUSA。
こちらはステンレスバックルとウエイトベルトのセットで、ベルトの長さは1400mm。
硬くしっかりした作りが人気で、使いやすいというリピーターが多いですね。
2位:GULL ウエイトベルト KA-9043
ポップなカラーが人気のGULLのウエイトベルト。