運動やスポーツをする際にはできるだけ安全に効率よく行いたいものです。運動の最中に身体の一部を保護してケガを未然に防ぐさまざまなアイテムがありますがリストラップもその一つです。
リストラップはその名の通り手首に巻いて使用するウエイトトレーニング用のサポーターです。リストラップを使用することでケガ防止の他にもウエイトトレーニングへの効果があります。
しかし数あるリストラップの中から一つを選ぶのが難しくて購入を躊躇している人もいるでしょう。
今回は人気のおすすめトレーニング用リストラップをご紹介します。リストラップの正しい選び方やウエイトトレーニングへの効果も交えてリストラップ10選を徹底比較していきます。
リストラップによるウエイトトレーニングへの効果
ウエイトトレーニングで身体を保護するトレーニングアイテムはたくさんあります。リストラップはベンチプレスやチェストプレス、ショルダープレスなど押す動作を繰り返すプレス系のトレーニングで役立つアイテムです。
ウエイトトレーニングのベテラン上級者は必ずといっていいほどリストラップを着用していますがそれには理由があるからです。リストラップを使用すると以下のような効果が期待できます。
- 手首に巻いてしっかり固定することで手首が不自然に曲がることがないのでケガ防止になる
- 固定して手首を支えることで手首への負担や疲労を和らげることができる
- 手首を固定して安定させることでより高重量のトレーニング器具を使用することが可能になる
以上のような効果が期待できるので、結果的にケガや故障によって長期間トレーニングができないという状況がなくなります。
また高重量でのトレーニングが可能になるので筋肉に高い負荷をかけることができ筋力増量や筋肉のボリュームアップへとつながります。安全に効率よくプレス系のウエイトトレーニングを行うためにもリストラップは使用した方がよいでしょう。
リストラップの正しい選び方
リストラップは適切な巻き方と使い方が分かっていなければウエイトトレーニングへの効果を得ることができません。リストラップを効果的に使用するためには、まずリストラップを正しく選ぶことが大切です。
用途に適したリストラップを選ぶ
リストラップは2種類のタイプに分かれているのでトレーニングの種目によって適したリストラップを選びましょう。
ベンチプレスやチェストプレス、ショルダープレスのように、動作の中で手首の角度があまり変わらない種目には伸縮性のない硬めのリストラップが適しています。
逆にバーベルを使用して行うパワークリーンやスナッチのように、動作の中で手首の角度が変わる種目では伸縮性のあるコットン製のリストラップを使用するとよいでしょう。
適した長さのリストラップを選ぶ
一般的なリストラップの長さは50cm〜60cmですが、上級者が使用するリストラップでは長さが90cmほどのものもあります。リストラップは長さによって固定力が変わってきます。
長いリストラップは手首に何回も巻くことになるので締まりが強くなり固定力がアップします。高重量トレーニングを行う上級者はこういった長いリストラップを使用していますが、巻く時間がそれなりにかかってしまいます。
低負荷でのウエイトトレーニングを行っている人には短めのリストラップが適しているといえます。初めてリストラップの購入を検討している人は一般的な60cmほどのリストラップから始めると使用しやすいです。
60cmは成人男性の一般的な太さの手首に3周ほど巻くことができます。手袋タイプやリストバンドタイプなどもあるので一緒にチェックしてみるとよいでしょう。
素材と伸縮性をチェック
リストラップを選ぶ際には素材にも注目しましょう。コットン製のリストラップは柔らかく比較的薄めで伸縮性にも優れています。コットン製以外のリストラップは硬めで伸縮性はほとんどありませんが手首への安定感は高まります。
素材によって固定の強度が違うので、行うウエイトトレーニングの種目によって使い分けるとよいです。また柔軟性のある素材であればフィット感もよく肌にあたっても気になりません。
着用した時に違和感がなく快適に筋トレができるリストラップを選びましょう。
耐久性にすぐれたリストラップを選ぶ
リストラップを選ぶ際は耐久性があるかどうかもチェックしておきたいポイントです。素材や伸縮性をチェックする時に耐久性についても一緒に確認しましょう。
またリストラップを巻いた時に固定するマジックテープの役割も大切です。マジックテープは脱着の際に繰り返し使われる場所なので耐久性に優れたものがよいです。
すぐに毛羽立ったりはがれてしまうマジックテープではないかチェックしましょう。マジックテープ自体がしっかりリストラップに取り付けられているかも大切です。
すぐに取れてしまうような構造ではないか目を通しておいたほうが安心です。同様にサムループも耐久性があり取れやすくないか確認しましょう。
一般的なリストラップと競技大会用のリストラップ
リストラップには一般的にウエイトトレーニングを行っている人が使うリストラップと大会用のリストラップがあります。
規模の大きいパワーリフティングの大会になるとIPF(世界パワーリフティング連盟)が公認しているリストラップを着用しなければならない場合があります。
IPF公認のリストラップメーカーは「SVD」「タイタン」「インザー」「鬼」となっています。大会出場には関係なくリストラップを使用する場合は、下記でお伝えするランキングを参考にさまざまなメーカーのリストラップを使用しても問題ありません。
リストラップの巻き方
せっかく購入したリストラップは正しく巻かなければ全く意味がなくなってしまいトレーニングの邪魔になってしまうだけです。