人気の上昇が止まらないヨガですが、体に余計な負担をかけずに正しい形でアーサナ(ポーズ)をとることが大切です。
ヨガをサポートしてくれるアイテムにはヨガマットやヨガブランケット、ヨガブロックなど様々なものがありますが、その中でも一本は持っておきたいアイテムがヨガストラップ(ベルト)です。
以前はsuria(スリア)やYoga works(ヨガワークス)などの有名ヨガブランドが中心に販売していましたが、近年では様々なメーカーからヨガストラップが販売されています。
全てが同じように見えるヨガストラップですが、専門的な視線からチェックしていくと「使いやすさ」には差があります。
そこで、大人気ヨガストラップの選び方や人気商品のランキングを詳しく伝授していきます。ヨガをより深める為に是非参考にしてみてください。
ヨガストラップ(ベルト)の選び方
ヨガのアーサナを安定したものにするヨガストラップは、怪我防止の為にもしっかりした作りの物を選びたいものです。
まずは、どんな点に注意してヨガストラップを選べばいいのかを確認していきましょう。
身長に合った長さを使用する
ヨガストラップはアーサナを安定させるために使用するので、自分の身長にあったものを選ぶ必要があります。
例えば伸ばした足のつま先部分にかけて、両手で股関節に向けて引いていく……といった使用方法などがあります。身長が高めの人や男性は通常よりも長いものを選ぶといいでしょう。
基本のヨガストラップは1.8mとなっており、およその目安として160cm以上の人は2.4mのヨガストラップが使いやすいはずです。
また、体が極端に硬いという人も最初は2.4mのヨガストラップの方が使いやすいですね。
手のサイズにあった幅を選ぶ
ヨガストラップは握って使用する頻度が高いものです。そのため握りやすさも選ぶ条件にいれた方がいいでしょう。
一般的には4cm弱で作られていますが、中には5cm弱というサイズもあります。手が小さい人は幅の狭いものを選ぶようにしましょう。
滑らない素材を選ぶ
ヨガストラップはストレッチゴムと違いヨガのアーサナを補助するので、汗で滑ってしまったり、ゴムのように肌に張り付いてしまったりすると思わぬ怪我に繋がってしまいます。
汗の吸収がいいもの、または速乾性に優れている素材のものがおすすめです。
バックル部分に注目して選ぶ
ヨガストラップを選ぶ際に、上級者レベルのヨギーやヨギーニ達がこだわる部分に「バックル」があります。
バックルはデザイン性はもちろん、使い勝手にも関わってくる箇所なのです。
最も主流となっているのはDリングが付いたヨガストラップで、金属製で耐久性がありストラップを通しやすいのが特徴です。
一方バックル部分がプラスチック製のものがあります。こちらは滑り止めのデザインが施されており、ストラップが固定しやすいというメリットがあります。
更にメーカーによってはバックルを持たない独特の形のヨガストラップも販売しています。
アーユルヴェーダを取り入れているヨギー・ヨギーニには色も考慮
アーユルヴェーダは世界三大伝統医学であり、インドの医学療法としてヨガに取り入れている人も多くいます。
アーユルヴェーダでは人間の体質をヴァーダ、ピッタ、カパの3つに分けています。
色の持つ性質がこの体質に影響を与えるといわれており、アーユルヴェーダをとり入れたヨガを行っている人は、ヨガストラップのカラーにも気を付けましょう。
- 痩せ型に多いヴァーダタイプの人は、寒色を避けて淡く温かみのある色がおすすめ
- 中肉中背のピッタタイプの人は、熱をためやすいので寒色や淡い系の色がおすすめ
- がっしり型に多いカパタイプの人は、良い意味でも悪い意味でも根を張りやすいので刺激の強い色がおすすめ
ヨガストラップの使い方
ヨガストラップには基本的な使用方法として「正しい姿勢を保持させる」「難しいアーサナを補助する」といった働きがあります。
正しい姿勢を保持させる【パスチモッタ―ナーサナ(前屈)】