ウィンタースポーツの中でも根強い人気を誇るスノーボード。シーズンの到来とともにスノーボードを快適かつ安全に楽しむためのアイテムをしっかり備えておくことも大切です。
今回は、スノーボードの転倒時に強い衝撃から頭を守るヘルメットについて、選び方と選ぶときの注意点、有名ブランドの特徴などについて詳しくご紹介します。初めてスノボ用ヘルメットを選ぶ人も、買い替えたい人も自分にぴったりのヘルメットを選ぶための参考にしてください!
スノボ用ヘルメットを選ぶときの3つの注意点
スノボ用ヘルメットとひとことに言っても、機能やデザインはさまざまです。こちらでは、その中から自分に最適のヘルメットを選ぶために確認しておきたいポイントについていくつかご紹介します。
「安全性」を確認
スノボ用ヘルメットは、転倒時の強い衝撃から頭を守るために装着します。そのため、耐衝撃性の低いものや通常の装着で安易に破損してしまうものではヘルメットを装着する意義を果たすことができません。
スノボ用ヘルメットを選ぶときには、まずはじめに「安全性」の高さについて確認するようにしましょう。
日本においては、スノボ用ヘルメットに関する安全基準や規則はありませんが、欧州ではCEやアメリカではASTMという基準が採用されていますので認証の有無について確認することをおすすめします。
「サイズ」について確認
スノボ用ヘルメットを安全に装着するためには、適切なサイズを選ぶことが重要です。サイズが大きすぎる場合には滑走時にズレが生じで視界を妨げたり、転倒した際に衝撃を十分に緩和できなかったりする原因になります。
一方で小さいサイズは、圧迫感を生じたりベンチレーションが十分に機能しないことにもつながります。さらに、ヘルメットにズレが生じる原因にもなりますので注意が必要です。
自分の頭囲サイズを再確認した上でサイズを選び、サイズ調整が可能で調整の幅も大きいものを選ぶことをおすすめします。
また、海外ブランドの場合では、欧米人の頭の形に適した構造で仕上げられている製品もあります。その場合では、いくらフィッティングをしてもしっかりと頭にフィットしないこともあるので注意が必要です。
ブランドによっては「日本人仕様」「ASIA FITアジアフィットモデル」などを展開しています。高いフィッティングを求める人は、このようなモデルを選ぶようにしましょう。
「フィッティング」と「機能性」を確認
フィッティング方法は、ダイヤルを回すタイプのものやインナーの位置や厚みを調整するものなどさまざまあります。
その中でも初心者では、グローブを履いたままでも簡単に調整できるものがおすすめです。上級者の場合は、集中力の向上やコンディションの管理をしやすい、自分のスタイルに応じたフィッティング方法のものを選ぶようにしましょう。
スノボ用ヘルメットには、衝撃吸収や緩和の他にもいろいろな機能が備えられた高機能製品があります。ベンチレーション、取り外し可能なイヤーパッドやインナー、吸水速乾素材、高い耐久性、軽量タイプなどがあげられますが、高機能な製品が優れているとは限りません。
自分の滑走スタイルに適した機能を備えるものを選ぶことが大切です。
ゴーグルとの相性も忘れずにチェック!
ほとんどの人がヘルメットと一緒にゴーグルを着用しているはずです。多くの場合では、ヘルメットとゴーグルが別のブランドであっても問題なく装着できるはずですが、デザインや構造によってはフィット感に欠けてしまうこともあります。
ヘルメットを選ぶときには、適応するゴーグルのデザインや大きさについても情報収集すると失敗を防ぐことができるでしょう。