野球のバットをしっかり握れるようにするために、グリップテープが使われます。金属バットでは必ず巻きますし、最近では木製バットでもグリップテープを巻く人が多いです。
すべらずにしっかり握れるグリップテープの種類や巻き方、購入時の選び方などを解説していきます。グリップ力がアップするおすすめグリップテープランキングもご紹介しています。
グリップテープの種類や厚さによる選び方をチェック
グリップテープには素材の種類や厚さ、感触などさまざまな違いがあります。これらの違いによる選び方をチェックしましょう。
ポリウレタン素材がメイン
グリップテープの素材はポリウレタン素材(PU素材)がメインです。色やデザインも豊富ですし、加工がしやすいため表面にすべり止め加工をしたり衝撃吸収性を高めたりすることができます。交換した瞬間から手になじみすいため、多くの人に愛用されています。
素材に困ったらとりあえずポリウレタン素材のものを選べば問題ないでしょう。
牛革製は耐久性抜群
昔ながらの牛革製グリップテープも販売されています。牛革製は手になじむまでには時間がかかりますが、なじんだあとは非常にしっくりとフィットして使いやすいと評価が高い素材です。牛革製以外は使いたくない、というほどこだわって使う人もいるくらいです。
ポリウレタン素材に比べて耐久性が非常に高いため、ポリウレタンより価格は高いですが長く使えます。一つのグリップテープをじっくり長い期間使いたいという人やテープの交換が面倒だという人には特におすすめです。
ウェットタイプとドライタイプを使い分けよう
表面がしっとりして手のひらに吸い付くような感触の「ウェットタイプ」と、さらりとしている「ドライタイプ」があります。手汗をかきやすい人はドライタイプを、手汗をかきにくくさらっとした手の人はウェットタイプを使うのをおすすめします。
手汗の量が普通程度という人でもすべりにくさを求めてウェットタイプを使用する人が多いです。
握力に合わせた厚みを選ぶとGOOD
グリップテープには厚みのバリエーションがあります。最もよく使われているのは1mm程度の厚みですが、薄いものでは0.5mm、最も厚いものでは4mmというものがあります。
薄いものは手が小さめな人や握力の強い人に向いています。握力が弱い人や手が大きい人は厚めのテープがおすすめです。
厚いグリップが好きな人は1mmから2mmの間くらいを使っていることが多いです。厚いテープを使うと衝撃吸収性も増しますので、手首などを守りたい人には厚めのテープがよいでしょう。
木製バットには薄いテープを使おう
木製バットはもともとテープが貼られていないため、厚いテープを使うとグリップが太くなりすぎてしまいます。そのため、0.5〜1mm程度の薄いテープを使うとちょうどよいです。
グリップテープの正しい巻き方をチェック
グリップテープの正しい巻き方を動画でチェックしてみましょう。また右利きと左利きでは巻き方が異なりますので注意してください。
グリップテープの巻き方を動画でチェック
- 元々巻かれていたテープを剥がす。跡が汚く残っている場合はクリーナーを使う。
- テープの端が斜めにカットされている方をグリップエンドに合わせて巻いていく。
- テープ同士を少し重ねて巻く。しわにならないように軽く引っ張りながら巻く。
- 巻き終わったら先端を斜めに切る。
- 付属のテープで巻き始めと巻き終わりの部分を止めて完成。
左利きの人はテープの巻き方に注意!
左利きの人はテープの巻き方が逆になります。右利きの人は左巻き、左利きの人は右巻きになるため、注意が必要です。自分の利き手と逆の手に合わせて巻かれたバットは使いづらいため、利き手に合わせてテープを巻いたものを使いましょう。
購入前にチェックしたいグリップテープの選び方
素材やウェット・ドライ、厚みに加えて購入前にチェックしておきたいグリップテープ選びのポイントをチェックしておきましょう。主にメーカーや色・デザイン、価格がポイントです。
メーカー
MIZUNOやZETT、RAWLINGSなどの有名なメーカーのものは多くの人に愛用されているため安心して使用することができます。口コミも多いため、よい点や悪い点などをチェックすることができるのもメリットです。