フットサルでゴールキーパーをするときに欠かせないのがゴールキーパー用のグローブです。手を守り、しっかりとキャッチするためには必要なアイテムですが、実はサッカー用のグローブとは異なります。
サッカー用ゴールキーパーグローブで代用できない理由やキーパーグローブの役割・特徴のほか、選び方も解説していきます。おすすめのフットサル用ゴールキーパーグローブランキングもご紹介していますので、グローブ選びに役立ててください。
フットサルグローブの役割をチェック
まずはフットサル用のゴールキーパーグローブの役割をチェックしていきましょう。
キーパーの手を保護する
フットサルはサッカー以上に至近距離から打たれたシュートを止めなければいけません。さらにフットサルのボールは同じ大きさのサッカーボールよりも重く作られているため、受ける衝撃も大きくなります。
そのため、突き指や手首の捻挫などの怪我をするのを防ぐためにキーパーグローブを装着します。中に突き指防止にテーピングを巻いた上にグローブをするという人もいるくらいです。
ボールをしっかりグリップしてすべらない
フットサルのボールは直径が20.5cm、円周が62~64cmあります。勢いよくシュートされたボールをキャッチするときにはすべることがありますが、グローブを装着しておけばボールがすべってファンブルすることを防ぐことができます。
手のひら(パーム)にはすべらないような加工がされているため、素手よりも正確なキャッチングができます。
モチベーションを上げる意味もある
キーパーにとって、グローブはシューズと同じかそれ以上の「武器」になります。フットサルのキーパーの中には素手でプレーする選手もいますが、素手のままだと武器を持たずに丸腰でいるような印象を持つ人も多いです。
そのため、モチベーションを上げるためにグローブをつけることがあります。グローブにはさまざまなデザインやカラーリングのものがあるので、気に入ったデザインのグローブを着けることでさらにモチベーションが上がります。
フットサルグローブはサッカー用では代用できない
フットサルをするときにサッカー用のキーパーグローブでは代用できません。ルール上では特に問題はありませんが、サッカー用を使うとデメリットが大きくなります。フットサル用とサッカー用のグローブの違いや、代用できない理由をチェックしましょう。
サッカー用グローブは大きくできている
サッカー用のキーパーグローブは手のサイズよりもやや大きめにできています。中には指先が少し余っているものもありますし、クッションが分厚いため、装着すると明らかに素手よりも大きいサイズであることに気が付きます。
サッカーはゴールが大きいため、シュートを打たれた際に少しでも触れてシュートコースをずらすために大きめに作られています。その分手でボールを扱う際の間隔はやや大味になります。サッカー用のグローブを着けると細かい動きはできません。
「ボールが大きいこと」「ゴールが大きいため指先で触れてシュートコースをずらす必要があること」の2点がサッカー用グローブが大きくできている理由です。
フットサル用グローブはピッタリしたサイズ
サッカーに対してフットサルのグローブはピッタリした作りになっています。フットサルのゴールはサッカーゴールの半分程度のサイズなので、指先で触れてシュートコースを変えるという必要はなく、体のどこかにボールを当てて防ぐということをするくらいです。
サッカーではキーパーからリスタートするときにキックから始めますが、フットサルではスローイングからスタートします。せまいコートなので、正確にスローイングをしなければ相手ボールになり、あっという間に点を入れられてしまいます。
「ボールが小さいこと」「正確なスローイングが必要なこと」という2点が理由でフットサル用グローブはピッタリしたサイズになっています。
フットサル用はハーフフィンガータイプもある
より正確なスローイングができるように、フットサル用のグローブにはハーフフィンガータイプもあります。手のひら部分と手首は覆われていますが、指先が出ているため繊細なコントロールが可能です。
フルフィンガーグローブとハーフフィンガーでどちらを使うかは個人個人の考えによってさまざまな意見があります。使いやすいと感じる方を使いましょう。
フットサル用キーパーグローブの選び方
フットサル用キーパーグローブを選ぶ際にはフルフィンガー・ハーフフィンガーの違いやメーカー、色・デザイン、価格などをチェックするとよいでしょう。
フルフィンガーか?ハーフフィンガーか?
前述の通り、ハーフフィンガーは指先が出ているため繊細なコントロールが可能です。そのかわり突き指をする可能性は高くなります。また指先が出ているため涼しいというのもメリットです。
フルフィンガーは指先までしっかり守られている上にグリップ力が高いというメリットがありますが、ハーフフィンガーに比べると繊細なコントロールでは劣ります。また暑いというデメリットもあります。
メーカー
NIKE、adidas、MIZUNOといった総合スポーツメーカーやreusch(ロイシュ)やuhlsport(ウールシュポルト)といったゴールキーパー御用達のメーカーのほか、フットサル専門メーカーなどからも販売されています。
どのメーカーのグローブを選ぶかは好みの問題もありますが、上記のメーカーのものであれば間違いはありません。
色・デザイン
フットサル用グローブはさまざまな色やデザインのものがあります。満足して使えるものを選び、モチベーションアップにつなげましょう。
価格
フットサル用キーパーグローブは2,000円〜5,000円のものが多いですが、中には1万円前後するものもあります。自分の中で予算となるラインを決めて選ぶとよいでしょう。
定価よりも安く購入したい場合には通販サイトを利用するのがおすすめです。口コミもチェックできるため選ぶ際に役立ちます。
サイズ
フットサル用キーパーグローブはサイズ分けされているものが多いです。手の付け根から中指の先端までの長さ、手のひらの厚さや手のひら周りの長さを測っておくと良いでしょう。
フットサル用ゴールキーパーグローブおすすめランキング・8位〜4位
口コミ評価や人気が高く、愛用者の多いキーパーグローブの中から8点を厳選し、ランキング形式でご紹介します。メーカー・品質・価格・デザインなどの基準を考慮してセレクトしたおすすめ商品です。
8位:NEW BALANCE (ニューバランス) FURON DESTROY
最近ではサッカー界にも積極的に進出しているNEW BALANCEのキーパーグローブです。手首が長めでベルトで固定できるため、手首の怪我をふせぎます。指先のすき間を無くすような作りになっているため、正確なスローイングが可能です。
またパームには4mmのラテックスを使用しているため、高いグリップ力と衝撃吸収性があります。あざやかなオレンジなのでモチベーションアップにも最適です。
7位:GAVIC (ガビック) シルエットエリート
J2リーグの水戸ホーリーホックのオフィシャルサプライヤーになっているGAVICのキーパーグローブです。2点止めのベルトで手首をしっかり固定し怪我を防ぎます。パームは4mm厚なのグリップ力もクッション性も高いです。
親指と人差指の間の部分には伸縮性の高い素材を使っているため、可動域が広く正確なキャッチングやスローイングができます。手のひらから指にかけてのカッティングが入っているため自然に手を動かすことができます。
6位:adidas(アディダス) プレデター レプリカ
人気の高いadidas「プレデター」のレプリカモデルです。シンプルなデザインにクッション性の高いパームが人気です。手首は伸縮性の高い素材を使用しているためフィット感が高く、強度や耐久性も高いと評判の商品です。
5位:reusch (ロイシュ) SG SFX
かつてはキーパーグローブと言えばロイシュかウールシュポルトと言われていたほど高品質なグローブを製造しているメーカーのフットサルグローブです。
ハーフフィンガーなので手が動かしやすくピッタリとしたデザインですがパームは柔らかく高いグリップ力を持っています。エラスティックバンドが手首をしっかり固定して怪我を防ぎます。
ショッキングオレンジとブルーのカラーリングは見ているだけでモチベーションが上がりそうです。
4位:uhlsport (ウールシュポルト) FUTSAL フルフィンガー ソフト
柔らかくフィット感の高いフルフィンガーグローブです。ウールシュポルトは最近ではNIKEやadidasに押され気味ですが、キーパーグローブとしては非常に高品質で世界中に愛用者が多いブランドです。
クッション性の高いパームラバーは「スローイングするときのグリップ感とコントロール性能が抜群」という口コミがあるほど扱いやすい商品です。
フットサル用ゴールキーパーグローブおすすめランキング・ベスト3
ベスト3には高品質でコストパフォーマンスに優れた商品がランクインしています。デザイン性の高さも特徴なので、好みのものを選びましょう。
3位:DUARIG (デュアリグ) フットサル用キーパーグローブ
フランス生まれのサッカー・フットサル用品メーカー・デュアリグのキーパーグローブです。柔らかさとクッション性を追求して作られているため指を動かしやすく、スローイングなどのボール処理に効果を発揮します。
至近距離からのシュートでもしっかりブロックして手を守ります。グリップ力の高さも特徴で、キャッチングやスローイングをしっかりサポートしてくれます。
2位:MIZUNO(ミズノ) フットサル用キーパーグローブ 12EF14
MIZUNOのハーフフィンガーグローブです。コンパクトな見た目ですが、クッション性とグリップ力の高さは非常に高品質で、購入者の満足度の高い商品です。手首のベルトを締めることでしっかりと密着してくれます。コストパフォーマンスの高い商品です。
1位:reusch(ロイシュ) ロイシュフットサル プロ
ロイシュのフルフィンガーグローブです。ビビッドオレンジとブルーのカラーリングが特徴で、手のひらのシリコンプリントが高いグリップ力を発揮します。手のサイズにピッタリとフィットするため、コントロール性の高さが特徴のグローブです。
まとめ
サッカーとフットサルはよく似たスポーツですが、キーパーグローブは特徴や役割が全く異なります。フィット感が高くスローイングのコントロールがしやすいものや、デザインや価格の気に入ったものを見つけてモチベーションをアップさせましょう。
上記のランキングでご紹介した商品は口コミ評価の高いものの中から厳選していますので、ぜひ購入する際の参考にしていただければと思います。