ロードバイクなどのスポーツサイクルでは転倒に備えてサイクリング用のプロテクターを装着しておくと、怪我を防いだり重傷になるのを防いだりすることができます。プロテクターには部位ごとに種類があるため、特徴を知って選ぶと効果的です。
サイクリング用プロテクターの部位や特徴、選び方を解説します。またサイクリング用プロテクターのおすすめランキングもご紹介していますので、プロテクター選びで悩んでいる方はぜひ役立てていただけると思います。
サイクリング用プロテクターはこんな人におすすめ!
普段からママチャリでスーパーに行ったり、通勤通学で駅まで自転車で行ったりする人でプロテクターをつけている人はいないと思います。サイクリング用プロテクターを着けた方が良いという人を挙げておきましょう。
ロードバイクに乗る人
ロードバイクは平坦な場所でも時速20〜30kmを出すことができます。タイヤも細く車体も軽量ですので、転倒したときや接触事故の際には大怪我につながりかねません。ヘルメットは必須ですが、プロテクターも使用した方がよいでしょう。
特に初心者や交通量の多い場所、下り坂の多い場所で乗る人はプロテクターが必須です。
MTBに乗る人
MTBはオフロードで乗ることが中心です。舗装された道路と違い転倒の危険性は常にあります。どこに石や木の根などがあるかわかりませんし、転倒の頻度や怪我につながる事故に合う可能性は非常に高いので、プロテクターは必ず装着しましょう。
MTBなどのオフロード用のサイクリング用プロテクターは多く販売されています。
BMXやトライアルバイクに乗る人
ストリートやフラットランドのBMXであればそれほどプロテクターの必要性は高くないかもしれません。ですがパークやダートでのBMXでは転倒や怪我をする可能性が高いですからプロテクターを装着しましょう。
またバーチカルではプロテクターは必須になっています。トライアルバイクはスピードこそそれほど出しませんが、小さな足場でバランスを崩す可能性の高い競技です。練習時には安全のため、必ずプロテクターを装着しましょう。
自転車に乗りはじめのお子さん
自転車に乗り始めのお子さんはまだバランスが取りづらいため、転倒事故を起こしやすいです。ヘルメットを始めひじやひざなどのぶつけやすいところプロテクターを着けておくと良いでしょう。
ローラースケートや一輪車などに乗るときにも役立ちますので、持っていて損はありません。
プロテクターの部位と特徴をチェック!
サイクリングプロテクターには装着する部位によってさまざまな種類のものがあります。それぞれの特徴をチェックしておきましょう。
ヘルメット
ヘルメットは通気性と耐衝撃性・衝撃吸収性を備えたものがよいでしょう。頭が蒸れてしまうと暑い時期には熱中症の心配もあるため、十分な通気性が必要です。ですが通気性が高すぎると強度が下がるため、バランスを考えて選びましょう。
手
拳の部分や手の甲などをガードする手袋型のプロテクターがあります。怪我をすると握力が入らなくなる部位ですし、ハンドルを握ったときのすべり止めの効果もあるのでおすすめです。
ひじ
ハンドル操作をしている腕は転倒時に打ったり擦ったりすることが多いです。そのため肘にパッドの入ったプロテクターを使用しましょう。ひじが折れたりすると自転車に乗ることができませんので、遠出したときなどは帰ることも困難になります。
ひざ・すね
ひざはペダリングはもちろん歩くときにも非常に重要です。ひざの怪我でスポーツできなくなるという人も多いため、しっかり守っておくことが大切です。スネはペダルによって裂傷や骨折をする場合がありますので着けておいた方がよいでしょう。
肩
自転車で転倒したときに打ちやすいのが肩です。肩のプロテクターは上半身全体を覆うジャケットタイプと両方の部分だけに取り付けるプロテクターがあります。
胸
胸を打つと肺や心臓にダメージを受ける場合があります。また胸用のプロテクターは肋骨まで守ることもできるため、着けておくと良いでしょう。
背中
頚椎用のプロテクターというものもあります。転んで後ろ向きに倒れる場合に背骨をダメージから守ることができるので役に立ちます。プロテクターの代わりにハードシェルリュックなどで代用することも可能です。
上半身用・下半身用もある
肩・胸・背中と分けて購入するのではなく、ジャケットタイプのものを着ることでオールインワンにすることもできます。長袖タイプのジャケットならひじの部分までガードできるので便利です。
また下半身用としてパンツタイプのプロテクターもあります。ひざや腰もガードできるので便利です。
サイクリング用プロテクターの問題点や活用法も知っておこう
サイクリング用プロテクターには安全を守り怪我を防ぐというメリットがありますが、もちろん問題点もあります。またうまく活用することで問題点を補うことも可能です。
プロテクターは重い
プロテクターをたくさんつけることで重くなるということがあります。そのため全身をプロテクターで固めるのではなく、特に危険な箇所に限定して装着するということを考えて選びましょう。
動きにくくなる場合がある
プロテクターにはハードシェルタイプと柔らかいパッドタイプがあります。ハードシェルタイプの方が頑丈なので怪我は防げますが、動きくくなります。柔らかいパッドタイプは動きやすいですが防御力自体はハードシェルタイプよりも落ちます。
どちらを優先するかを考えて選びましょう。
サイクリング用だけでなく他のスポーツ用にも視野を広げる
自転車用のプロテクターだけでなく、他のスポーツ用のプロテクターにも視野を広げてみると良いでしょう。スポーツプロテクターやパッド付きサポーターなど、気に入った商品が見つかるかもしれません。
サイクリング用プロテクターの選び方をチェック!
サイクリング用のプロテクターの選び方をチェックしてみましょう。動きやすさや重量、安全性はもちろんですが、どのような組み合わせでプロテクターを装着するのかということや通気性、デザイン、価格などをチェックしましょう。
組み合わせを考える
ロードバイク、MTB、BMX、トライアルなど競技によって集中的に動かす関節には違いがありますし、転倒したときに衝撃がある場所も異なります。そのため、どの部位のプロテクターを組み合わせて使うのかを考えて選びましょう。
ジャンプやエアーが多い競技ではハンドルで肋骨や胸などを保護する必要がありますし、スピードの出るロードバイクなどでは肩やひじ・ひざ・スネなどを打つことに注意しましょう。
通気性
ハードシェルタイプのものは通気性があまり良くありません。通気孔が開いているかどうかを確認しておきましょう。パッド付きサポータータイプは吸汗速乾性がある素材のものを選ぶと良いでしょう。
価格
部位やカバーできる範囲などによって価格は異なります。また衝撃吸収材の酒類などによっても価格に違いがでますので、あらかじめ予算を決めておくと良いでしょう。
当然高価格なものの方が性能がよいですが、全身での予算と部位ごとの予算を考えておけばひざは単体で高価格なもの、ひじや肩などはジャケットタイプでまとめて購入するなど、さまざまなバリエーションで購入することができます。
通販サイトでは通常価格よりも割引されている場合がありますのでおすすめです。