ファスティングは短期間の断食を行うことで、効果が高いと評判のダイエット方法です。
ダイエット以外の効果もあるため、健康法として行う人もいます。
正しいやり方や頭痛などの体調不良の原因や対処方法を見ていきましょう。
またプロテインや酵素ドリンクの量や飲み方のほか、おすすめのファスティングセットも紹介していきます。
ファスティングの効果とメリット
ファスティングはダイエット目的で行うほか、デトックス効果を期待して健康法として行う人もいます。
ファスティングの効果と行う上でのメリットを見ていきましょう。
高いダイエット効果がある
ファスティングには高いダイエット効果があります。
3日以上のファスティングなら短期間でも目に見える効果があります。
胃腸を休ませることができる
ファスティングは固形物を食べないため、胃腸を休ませることが大きなメリットです。
消化器官は毎日休まずに動いており、消化に使うエネルギーは非常に大きくなります。
ファスティングで胃腸への負担を軽くすることで、乱れた腸内環境がリセットされ胃腸の動きが活発になります。
1日未満のファスティングでも十分に効果が得られるため、日頃から胃腸に負担をかけている方にはおすすめです。
老廃物の排出効果を高める
胃腸を休ませることで腸内環境が改善されると、老廃物を体外に排出する効果も高まります。
腸が元気になると蠕動運動が活発になり、便秘の解消や老廃物が排出されることでむくみも解消されます。
エネルギーの代謝を行う肝臓や老廃物を濾し取る腎臓の機能改善もファスティングの利点です。
免疫力がアップする
免疫細胞の8割は腸内で作られるため、ファスティングで胃腸を休まると免疫力も高まります。
代謝が良くなる
胃腸が健康に働くようになることで代謝がよくなり、痩せやすい体になります。
皮膚の状態がよくなる
ファスティングによって老廃物が排出されると、肌荒れやニキビ・くすみなども改善されます。
日数は?飲み物は?ファスティングの正しいやり方
ファスティングは正しいやり方を守ることで安全に行うことができます。
日数やファスティング期間中の飲食について、さらにファスティングが終わったあとの行動などを見ていきましょう。
ファスティングの日数は半日から1週間
ファスティングの日数は「18時間」「24時間」「3日間」「1週間」などの期間で行うことが多いです。
自分の体調やまで、好きな期間を選ぶことができます。
長い期間行った方が効果は高いですが、体への負担も大きくなります。
初心者は18時間や24時間などの短時間から始めるとよいでしょう。
ファスティングの準備は前日から始めよう
ファスティングは前日から準備をしておくことが大切です。
前日は胃腸に負担のかかる重い食事を避け、消化の良い食事をしましょう。
糖分・脂肪分・塩分のとりすぎに注意し、カロリーも控えめにして翌日からのファスティングに備えます。
3日以上のファスティングの場合、3日前くらいから徐々に食事の量や内容を変えてファスティングに備えましょう。
固形物は食べずに飲み物だけで行う
ファスティングの最中は固形物は摂りませんが、飲み物はしっかりと摂りましょう。
1日あたり2リットル程度の水分を摂る必要があります。
酵素ドリンクなどで必要な栄養分を摂取したり、野菜ジュースを飲んだりするのがおすすめです。
また、プロテインを摂取して筋肉が落ちるのを防ぐ方法もあります。
プロテインを使用すると摂取カロリーを減らせる上に空腹感も緩和できるので、無理なく行うことができおすすめです。
18時間ファスティングのやり方
18時間ファスティングは最も無理のないファスティングのやり方です。
睡眠時間を含めた18時間をファスティングの時間として設定します。
睡眠時間も含めるため、「前日の夜6時から翌日の正午まで」で18時間になります。
早めに軽い夕食を済ませておくこと、あまり夜更かしをしないことなどを心がけましょう。
家にいて食べ物に意識がむいてしまう場合は散歩などをしてみるのもよいでしょう。
24時間ファスティングのやり方
24時間ファスティングは土日や休日を利用して行うのがおすすめです。
わずか1日なので体重の減少は一時的なものですが、胃腸など内臓を休める効果は十分に現れます。
定期的にくり返して行うとより効果を実感できるでしょう。
3日間ファスティングのやり方
3日間ファスティングの場合、3日前から徐々に体を慣らしておきましょう。
始めたら酵素ドリンクやプロテインなどを摂り、固形物は食べないようにします。
水分は1日2リットル程度飲むようにしましょう。
3日間のファスティングが終わったら、3日程度かけてゆっくりと通常の食事に戻していきましょう。
1週間ファスティングのやり方
1週間ファスティングも3日ほど前から少しずつお腹に優しく健康的な食事にして体を慣らしておきます。
無理だと思ったり体に異変を感じたりした場合は中止するか、お腹に優しいものを少量食べるようにしてください。
終わったあとは回復期間を設けること
ファスティングが終わったら、必ず回復にあてる期間を設けましょう。
ファスティング中は普通の食事や甘い物などが欲しくなるかもしれません。
ですが、いきなり普通の食事に戻したり暴飲暴食をしたりするのは絶対に避けましょう。
まずはおかゆやポタージュ、味噌汁などのお腹に優しい流動食状のものから食べるようにします。
徐々に固形物の割合を増やしていき、3日間くらいかけてゆっくりと体を慣らしましょう。