バレトンは運動不足解消やダイエットに効果のあるエクササイズです。
バレエの動きを中心に、ヨガや筋トレなどを含んでおり、柔軟性やバランスの向上を行うことができます。
バレトンの持つ3つの効果や消費カロリー、初心者でもできるメニュー動画を紹介します。
バレトンとは?バレトンの種類を紹介
まずバレトンとはどのようなエクササイズなのか見ていきましょう。
また、バレトンの3つの種類も紹介します。
バレトンとは
バレトンとは、アメリカ・ニューヨークで考案されたエクササイズプログラムです。
「バレエ」と「調整する」という意味の「トーン」という言葉を合わせて「バレトン」と名付けられました。
バレエとフィットネスやヨガを合わせて行われるエクササイズで、動きも簡単で体への負担も少ないのが特徴です。
各種筋肉トレーニングと有酸素運動、ストレッチなどが複合したプログラムとして世界中で人気が高まっています。
バレトンは3つの種類に分類され、それぞれ構成されている動きの要素が異なります。
- バレトン ソール・シンセシス
- バレトン スタンディング・フロー
- バレトン センター・ムーヴス
ソール・シンセシス
バレトンの中で最も一般的なプログラムは「ソール・シンセシス」です。
バレエの要素を軸に、フィットネスとヨガの要素も含み、他のバレトンよりも筋力トレーニングの要素が多いのが特徴です。
ソール・シンセシスは3つのパート(シークエンス)に分かれています。
- バレエ・シークエンス:ボディバランス向上・インナーマッスル強化
- ヨガ・シークエンス:リラックス・ストレッチ・柔軟性の向上
- フィットネス・シークエンス:筋肉量アップ・基礎代謝の向上
スタンディング・フロー
「スタンディング・フロー」はバレエの動きを中心としたプログラムです。
ピラティスの要素も含み、体だけでなく精神的な面にも効果があります。
気持ちよく汗をかいて集中力の向上や自律神経のバランス調整ができるのが特徴です。
センター・ムーヴス
バレトンの中で、「センター・ムーヴス」というプログラムだけは日本のバレトンスクールなどでは行われていません。
ただしYouTubeなどで海外のバレトンプログラムを視聴することは可能です。
カーディオトレーニングを含んでいるため、心肺機能の向上を行うことができます。
バレトンの3つの効果
バレトンには、主に以下の3つの効果があります。
ダイエットや運動不足解消など、さまざまな目的で行いましょう。
筋肉量アップ
バレトンは筋力トレーニングの要素が含まれているため、筋肉量をアップさせることができます。
バレエの動きによってインナーマッスルも強化できるため、体幹トレーニングの効果もあるのが特徴です。
筋肉量をアップさせることで、以下のような効果を得られます。
- 基礎代謝の向上
- 血行の改善
- 冷え性・肩こり・腰痛の改善
- むくみの解消
- ボディラインを整える
- 痩せやすい体になる
- 姿勢改善
- 有酸素運動による脂肪燃焼
- 体感が安定する
柔軟性とボディバランスの向上
ヨガとバレエの動きによって、柔軟性やボディバランスを向上させることができます。
筋肉の柔軟性や関節の可動域を広げることによって、バレトンのフィットネス効果を高めることが可能です。
姿勢を改善しボディバランスを整えることによって、美しく歩けるようになり、ひざや腰など関節への負担も軽減されます。
リラックス
バレトンはヨガの要素を含んでいるため、リラックス効果も高いのが特徴です。
ゆっくりと深く呼吸をすることで副交感神経を優位にし、自律神経のバランスを整えることができます。
日頃からストレスを感じることが多い人にはおすすめのエクササイズです。
また、しっかりと汗をかくことで心地よい疲れを感じ、睡眠の質を高めることもできます。
バレトンの消費カロリーは?
45分間のバレトンプログラムを行った場合の消費カロリーは200〜400kcal程度です。
プログラムを構成する動きの種類や動きの大きさによって消費カロリーは大きく変わります。
30分のウォーキングが230kcalなので、同等以上の効果が得られるといえるでしょう。
初心者でもできる!バレトンの基本動作を動画でチェック
初心者でもできるバレトンの基本動作を動画でチェックしましょう。
上級者やピンポイントでシェイプアップしたい人向けの動画も紹介します。
ウォームアップからしっかりと!初級向けバレトン
ウォームアップからしっかりと行うことができるバレトンプログラムです。
それぞれ簡単な動きが多いため初心者でも十分に行うことができます。
バレトンでは立つときに「足の親指の付け根」「小指の付け根」「かかと」に均等に体重を乗せるのがポイントです。
- ウォームアップ
- フィットネスパート:スクワット・ワイドスクワット
- バレエパート:プリエ・パッセ
- ヨガパート:椅子のポーズ・ストレッチ
特にスクワットはひざがつま先よりも前に出ないようにしましょう。
バランスを取るときには足の裏の3点に体重をかけることを意識しましょう。
自分の体力・筋力・柔軟性に合わせて無理なく行うことが大切です。
慣れてきたらこちらもやってみよう!上級者向けバレトン
初級編で慣れてきた人は、この上級者向けのバレトンにも挑戦してみましょう。