指ヨガは気軽に行うことができ、美容や健康によい効果が得られるため注目を集めています。
誰にでも簡単にできる指ヨガの効果と正しい実践方法を解説します。
また、効果を高める方法や1週間のメニューも見ていきましょう。
指ヨガとは?指ヨガの基本的なやり方をチェック
まずは指ヨガとはどのようなものか紹介します。また、指ヨガの基本的なやり方をチェックしてみましょう。
指を使って行うマッサージ&ストレッチ
指ヨガとは全身を使って行う通常のヨガとちがい、手と指を使って行うマッサージやストレッチを指します。
日本YOGA連盟の副理事長をしている龍村修さんという方が考案しました。
手のひらを全身に見立て、対応する部位を刺激することで全身の部位や内臓をほぐしていきます。
東洋医学では「手は全身の縮図である」と考えられており、手のひらはお腹側、手の甲は背中側に対応しています。
この考え方は足つぼとも似ていますが、手を使うため足裏よりも手軽にできるのが特徴です。
ツボ押しとの違い
指ヨガはツボ押しと似ていますが、指ヨガは呼吸や瞑想といったヨガの要素を取り入れています。
特に深呼吸をしながら行うことで、より高いリラックス効果を得られるのが特徴です。
押すときに息をゆっくりと吐き、ゆるめるときに息を吸うようにしましょう。
リラックスして行うのがポイント
指ヨガはリラックスして行うのがポイントです。
痛くなるまで刺激するのではなく、「気持ちいい」と感じる程度の刺激におさえ、ゆっくりと深く呼吸しながら行いましょう。
深呼吸しながら行うことで副交感神経が優位になり、リラックスしやすくなります。
対応している部位をチェック
手と体の対応している部位をチェックしましょう。
手の甲を上に向けたときに、中指が頭、右側に向かって右手・右足が対応しています。
逆に中指から左に向かって左手・左足が対応しています。
- 頭:中指
- 右手:左人差し指と右薬指
- 右足:左親指と右小指
- 左手:左薬指と右人差し指
- 左足:左小指と右親指
- お腹側:両手のひら(内臓に見立てる)
- 背中側:両手の甲
ダイエットや美容・健康効果も?指ヨガの持つ効果
指ヨガの持つ効果を見ていきましょう。
美容・健康だけでなくダイエットやストレス解消にも効果があります。
肩こりの解消
指ヨガは肩や首のこりに悩む人におすすめです。
首なら中指の第1関節、肩は薬指と人差し指の付け根を刺激すると良いでしょう。
指ヨガを行うことで血行が改善されるので、日頃から行っておくことで肩や首のこりを予防することもできます。
疲労回復
指ヨガは疲労回復にも効果があります。
ツボを刺激するのと同時に深く呼吸をすることで体中の力を抜き、緊張をといて疲労感を軽減します。
パソコン作業が多い人には眼精疲労を取る指ヨガがおすすめです。
血行促進による冷え・むくみの改善
指ヨガで血行が促進されると、血行不良が原因の冷えやむくみが改善されます。
ストレスや疲労で交感神経が優位になっていると、心身ともに緊張した状態になるため血行が悪くなります。
指ヨガを行うと副交感神経が優位になるため、緊張による血行不良を改善することが可能です。
姿勢の改善
指ヨガによって肩や首のこりをほぐし、背中の筋肉をゆるめることで姿勢が改善されます。
デスクワークやスマホの使用で背中の筋肉が緊張すると血行が悪くなり、こりや頭痛の原因になります。
定期的に指ヨガを行って背中の筋肉をゆるめ、血行を促進させましょう。
ダイエット
指ヨガはダイエットのサポート効果があります。
血行を促進することで脂肪の燃焼を促しますし、肥満の原因の一つであるストレスを取り除きます。
また、姿勢を改善して体の歪みを取ることもダイエット効果を高めるため、痩せたい人はぜひ指ヨガを取り入れましょう。
リラックスとストレス解消
指ヨガは通常のヨガと同じようにリラックス効果があります。
ゆっくりとした呼吸はリラックスとストレス解消に役立ちますし、瞑想をしながら行うとさらに効果的です。
効果的な指ヨガのやり方と1週間の指ヨガメニュー
効果的な指ヨガのやり方を動画でチェックしましょう。
また、一週間の指ヨガメニューも紹介します。
とても簡単!基本の指ヨガ
最も簡単な指ヨガを紹介します。両手の指先を合わせるだけなので、体が固い人でも行うことができます。