本当に美しい体というのは、背中がいかに引き締まっているかで決まります。中でも、「広背筋」は骨格筋で最も大きな筋肉です。つまり、広背筋を鍛えることで綺麗なシルエットを手に入れるに繋がることになります。
ただ、広背筋は年齢とともに減少しやすい筋肉でもあります。20代から、年1%の割合で減少するというデータもあるほどです。だからこそ、いつまでも美しい体を維持したいのなら、広背筋を鍛える必要があるのです。
今回は、広背筋を鍛える筋トレ法についてご紹介します。また、広背筋を鍛える上での注意点についてもまとめていますので、実際に筋トレ法を行う前にはチェックしていただければと思います。
広背筋を鍛えるとどうなる?
冒頭でお伝えした通り、広背筋は骨格筋の中でも特に広い面積を誇る筋肉です。背中の3分の2ほどもあるのですから当然です。では、広背筋を鍛えるとどうなるのでしょうか?
姿勢が改善される
広背筋を鍛えることで、「姿勢の改善」が見込めます。これは、広背筋がコルセットのように私たちの体に巻きついている筋肉である為です。
広背筋を鍛えることで、私たちの体はより強く体を締められることになります。その結果、曲がっていた背筋もまっすぐに矯正されることになるのです。
重量を持てるようになる
より重い「重量が持てる」というのも、広背筋を鍛えることで得られる効果の1つです。これは、バーベルやダンベルなど、重いものを持ち上げる際、広背筋が体を支える軸の役割を果たしている為になります。
また、広背筋を鍛えることで、重量を持ち上げた際に怪我や故障をしにくくなるとも言えます。初心者の方ほど、腕や肩ではなくまずは広背筋から鍛えた方が良いでしょう。
逆三角形になる
広背筋を鍛えることにより、「逆三角形」のシルエットを手に入れることができます。これは、姿勢と同様に広背筋がコルセットのように体を強く引き締めてくれる為です。
筋トレというと、どうしても「シックスパック」「大胸筋」「力こぶ」が注目されます。ただ、本当に美しい体に仕上げたいのなら、広背筋を重点的に鍛え上げた方が効率的なのです。
広背筋に効くトレーニング法
広背筋を鍛えることで、見た目はもちろん私生活でも役立つことはご理解いただけたと思います。では、実際に広背筋に効く筋トレ方について見ていきましょう。
チェイニング
- 懸垂スタンドを準備する
- 手の甲を体に向ける
- 肩幅より少し広めに両手でスタンドを握る
- 肩甲骨を引き上げるように上体を上げる
- 3の状態まで上体を下げる
- 4〜5の動作を10回3セット繰り返す
ポイントとしては、動作中は顔を上げるように意識しましょう。顔を下げてしまうと広背筋ではなく、首筋や肩周りに負荷が分散することになります。