メリハリのある体の象徴とも言えるのが、「くびれ」です。ただ、女性なら誰しも憧れるくびれですが、実際に作ろうと思うと「どこ」を「どう」鍛えて良いのか分からないものではないですか?
そんなみなさまにおすすめするのが「腹横筋」を鍛えるということです。腹横筋は腹筋の中のインナーマッスルとも呼ばれ、鍛えることでお腹周りを引き締める効果が期待できます。
そこで今回は、腹横筋を効率的に鍛えられる筋トレ法をご紹介しましょう。また、腹横筋を鍛える際のコツについても触れたいと思いますので、合わせて参考にしてみて下さい。
腹横筋とは
よく「腹横筋」と「腹斜筋」を混同させてしまう人がいます。筋トレを行う上で、鍛えたい部位を正確に把握するというのは重要なことです。まずは、腹横筋の位置や働きから確認していきましょう。
腹横筋の位置
腹横筋の位置は脇腹より少し下に付いている筋肉です。先述した腹斜筋の1つ、「外腹斜筋」の内側に付いていることから、腹斜筋と位置を間違われることがあります。
また、腹横筋はその位置から「腹筋のインナーマッスル」とも呼ばれています。インナーマッスルとはより「内側」にあるという意味で、中心部分に近い位置から体を支えている筋肉になります。
腹横筋の働き
腹横筋の主な働きは、腹斜筋と同様に「腹圧」を高めることにあります。つまり、腹腔内にある臓器を圧迫し、位置がずれるのを防ぐ働きをしているという訳です。
臓器というのは、特に固定されているというものではありません。その為、腹横筋や腹斜筋が十分に働かないことで位置がずれ、結果として様々な体調の変化に結びつくことも珍しくないのです。
鍛えると?
腹横筋を鍛えるということは、先述した「腹圧」を高めることに繋がります。そして、腹圧が高まることでコルセットのようにウエストが引き締められ、美しい「くびれ」が生まれるという訳です。
また、腹圧が高まれば臓器がずれるのを防ぐことができます。つまり、十二指腸や大腸の働きを正常に保ち、排便や排尿など健康維持にも効果が期待できると言えます。
腹横筋に効く筋トレ法
美しいくびれが欲しいなら「腹横筋」ということですが、腹横筋に直に効く筋トレは知られていません。そこで、ここからは腹横筋に効果的なおすすめの筋トレ法をご紹介しましょう。
ヒップリフト
- 仰向けに寝転がる
- 両膝を立て、膝の間に拳1つ分の隙間を作る
- 胸から腰、膝までが一直線になるまで腰を上げる
- 3の状態を30秒3セット繰り返す
一般的に、ヒップリフトは大臀筋への刺激が強い筋トレとされています。しかし、腰を浮かせた状態をキープすることで、腹横筋に直に効かせることができるのです。