痛いけど嬉しい?筋肉痛はトレーニングが効いている証
筋肉痛は筋トレが習慣化している人ほど嬉しく感じるものです。
何故なら不快にも感じられる筋肉痛は、トレーニングが効いてる証でもあるためです。
筋肉はトレーニングや運動などでダメージを受けた後に休ませることで超回復し、痛む前よりも強くなって復活するという特徴があるのです。
ふくらはぎの筋肉痛の問題点
無論、筋肉の発達を求めていない方からすれば、筋肉痛はただ痛くて不快なだけかもしれません。ただ病気や怪我の痛みではないので、数日もすれば痛みが引くため、やり過ごす方が殆どでしょう。
しかしながら、ふくらはぎの筋肉痛だけは話が違ってきます。
他の部位も筋肉痛が出た場合はトレーニングせずに休ませるべきですが、ふくらはぎの場合は勝手が異なるのです。
ふくらはぎを完全に休ませるのは困難
筋肉痛が出た場合、通常であれば単純に休むことが出来ますが、ふくらはぎに関しては完全に休ませることは困難です。
ふくらはぎは歩く、走るといった日常動作に関わる筋肉で、通常の生活でふくらはぎを使わずに生活することはまず不可能です。
無論、多少歩いたからといって大事になるかと言えば、そうではありません。
ただし長い距離を歩けば患部は回復せず、更に痛めてしまうため筋トレの効果が出にくくなってしまいます。また、痛みを庇おうと姿勢を崩して歩くため、姿勢やフォームに影響が出る可能性もあります。
実施出来る種目も限定される
通常、トレーニングした部位が筋肉痛になった場合、その日は該当部位は休ませて別の部位をトレーニング出来ます。
しかしふくらはぎは様々なトレーニングに動員されるため、出来る種目が限られてしまうのです。
ダイエットにも影響アリ
ダイエットを目的に筋トレしている方にとっても、ふくらはぎ筋肉痛は悪影響をもたらします。
筋肉痛が出ている時というのは成長ホルモンの分泌が活性化しており、脂肪が燃焼しやすい状態です。
そんな時にウォーキングやジョギングをすると、通常時よりも脂肪の燃焼が多く行われるため絶好のダイエット期間になるのですが、そういった好機を逃してしまうことにもなります。
何故ふくらはぎに筋肉痛が起こりやすいのか
何故ふくらはぎは他の筋肉に比べて筋肉痛になりやすいのでしょうか?
まずはこの点から探ってみましょう。
筋肉痛の原因
筋肉痛の主な原因は、運動によって発生する筋肉組織の損傷や炎症と言われています。
そのダメージを修復するためには休息する必要があるので、ヒスタミンやカリウムといった痛みを出す物質が神経を刺激して、運動を控えさせようとするのです。
また、運動直後にエネルギーを消費することによって発生する老廃物や乳酸が疲労を感じさせることはよく知られていますが、それらが筋肉痛を引き起こす原因だとも言われています。
ふくらはぎは日常的に使う部位
ふくらはぎは日常的に頻繁に使われているため、疲労物質が蓄積されやすい部位です。
長時間歩いた時、最も疲労感を覚えるのはふくらはぎです。
或いはサッカーやマラソンのように長時間に及ぶ競技中に、ふくらはぎが痙攣してしまう選手を目にしたことがあるでしょう。