体幹トレーニングが大人気
インナーマッスルという言葉が一般的になると同時に体幹トレーニングの人気も高まっています。
今や様々なスポーツ選手やアスリートが練習に取り入れており、TVのスポーツ中継などを見ていても、解説者が「体幹が強いですね」と評価することも珍しくありません。
きっかけはサッカー・長友選手のブレイク
これだけ世間に広まった大きなきっかけは、恐らくサッカーの長友佑都選手のブレイクでしょう。
小さな体軀の長友選手が欧米の選手と体をぶつけ合っても、負けないどころか、場合によっては勝ったりもする。そんなシーンが繰り返し放映され、その種明かしとして体幹系のトレーニングをする長友選手の映像がお茶の間に届けられ、大きな話題を呼びました。
しかし、インナーマッスルや体幹について詳しい知識がある方はどれだけいるのでしょうか。
ここではもう少し細かい情報をご紹介します。
インナーマッスルとは?
インナーマッスルを訳すならば、「より内側にある筋肉」ということになるでしょう。
かたや体幹というと少しニュアンスが変わります。インナーではなく、コアが正しいでしょう。実際、コアマッスルという言い方も存在します。
ただ双方が意図している筋肉の部位は同じで、身体の内側にある筋肉のことです。
インナーマッスルという筋肉の部位がある訳ではなく、「身体の外側から把握しにくい筋肉」の総称です。
インナーマッスルの役割
アウターマッスルとインナーマッスルの一般的な役割は次の通りです。
- アウターマッスル
大きな力を伴って身体の動きを作る筋肉 - インナーマッスル
姿勢の維持や内臓の保護をする筋肉
ただし、アウターマッスルである広背筋や僧帽筋は首や肩、背筋などの姿勢維持の貢献していますし、インナーマッスルである腸腰筋は脚のパワーに強く影響します。
身体の構造は非常に複雑で、筋肉の役割も内か外かで単純に分類出来るものではありません。
アウターマッスルとインナーマッスル、どちらを鍛えるべきか
結論から言えば、どちらかだけを鍛えるということではなく、アウターマッスルもインナーマッスルも万遍なく鍛えるべきです。
インナーマッスルが今ここまで注目されているのは、アウターマッスルばかりフォーカスされていた反動ゆえとも言えます。
インナーマッスルを鍛える
インナーマッスルトレーニングの特徴
アウターマッスルとインナーマッスル。
筋肉がある場所で区別するよりは、担う役割の違いで整理した方がトレーニングする上では便利でしょう。