大豆

大豆ペプチドでアミノ酸、たんぱく質を吸収!疲労回復効果?

 

ペプチドとは?

ペプチドという言葉を聞いたことがありますか?

ペプチドとはタンパク質の消化過程で生成される物質のことです

肉や魚などに含まれるタンパク質は、複数のアミノ酸が連なって構成される複雑な物質で、そのままでは大き過ぎて体内に吸収することができません。

そのため、タンパク質は消化管の消化酵素によって分解されます。タンパク質が分解される過程で生成されるものがペプチド(アミノ酸が2つ以上繋がったもの)で、ペプチドがさらに分解されることでアミノ酸が生成され、小腸で吸収されます。

タンパク質(分解) → ペプチド(分解・一部吸収) → アミノ酸(吸収)

素早く効率的にアミノ酸を吸収

アミノ酸が2つ繋がったものをジペプチドと呼び、3つ繋がったものをトリペプチドと呼びます。

これらのペプチドは専用のトランスポーターを介してペプチド態のまま吸収され、アミノ酸よりも吸収が早いとされています

タンパク質を食品から吸収する場合、消化・吸収に平均で3~4時間かかりますが、ペプチドは20分程度で吸収されると言われています。

また、アミノ酸が一つ一つ吸収されていくのに対し、ペプチドは複数のアミノ酸が同時に吸収されていきます

つまり、タンパク質ではなく最初からペプチドとして摂取すれば、短い時間で効率的にアミノ酸を吸収できるということです。

大豆に含まれるタンパク質から分解されて出来るものが大豆ペプチドです。

製品として売られているものは、大豆に含まれるタンパク質をあらかじめ分解し、ペプチド状にしたものです。

短時間で効率的にアミノ酸を吸収できることから、スポーツ選手などから最近注目を集めています

また、タンパク質を分解する必要がなく、胃や腸に負担をかけることが少ないため、病気で消化力が低下している人や高齢者にとって有効な摂取方法になります。

【関連記事】ペプチドとアミノ酸、タンパク質の違いとは?結合、吸収の仕組みなど徹底解説!

大豆ペプチドの効果

大豆

大豆はタンパク質、脂質、炭水化物、ビタミン、カルシウム、マグネシウムなど豊富な栄養素を含む食品で、タンパク質は約30%を占めています。

肉に匹敵するタンパク質を含むことから、畑の肉と呼ばれることもあります。

大豆は体内で生成することのできない必須アミノ酸のバランスに優れています

その大豆をペプチド状にした大豆ペプチドには様々な効果があるとされています。

疲労回復効果

大豆ペプチドには筋肉の疲労回復効果があるとされ、スポーツや筋トレの後に摂取することで疲労回復が期待できます。

筋トレを行って疲労すると、筋肉を修復するためにタンパク質が必要になります。

大豆ペプチドはタンパク質が分解されたアミノ酸を豊富に含むため、筋トレ後の疲労回復にとても効果的です

     
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