どうしても姿勢づくりで骨盤への良い影響をつくり出すことができそうにないのであれば、骨盤エクササイズで歪みを取り除き、予防することをおすすめします。
骨盤エクササイズは、過去の生活習慣で歪んでしまった骨盤の状態を良い方向に修正していく効果が期待され、お尻や太ももなど下半身の引き締め効果も期待できます。
順番としては、まず立つ・座る・寝るなどの生活シーンの中で骨盤に良い影響が出るような姿勢づくりを行ない、それでも改善できそうになければ骨盤エクササイズを行なってみるという形になります。
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立った体勢で行なう骨盤エクササイズ
立った体勢で骨盤エクササイズを行なう場合、どちらかというと動的ストレッチのような形になります。股関節を軸として、膝を曲げた状態で真上に上げたり、膝を伸ばした状態で脚を前後に動かしたりします。
いずれの動きも動作スピードはゆっくり行なうようにし、股関節の動きや腸腰筋の動きに意識を集中することが大切なポイントとなります。
座った体勢で行なう骨盤エクササイズ
しっかりと骨盤の歪みを調整したい場合は、座った状態で静的ストレッチのような形でエクササイズを行なうことをおすすめします。
座った状態から脚を組んでお尻の裏側を伸ばすような体勢になり、股関節の緊張状態を取るように前方に体を倒していきます。
リラックスした状態でゆっくりと呼吸を繰り返し、体の力を抜くようにして意識はお尻と股関節に集中するようにしましょう。
骨盤エクササイズを行なうときの注意点
骨盤エクササイズを行うときは、一つひとつの動作を正しいフォームで正確に行なうことが最も重要なポイントとなります。
間違った方法で行なってしまうと骨盤の歪みを調整するどころか、さらにおかしな歪み方になってしまうおそれもあるからです。
また、疲れてしまうほど詰めて行なってしまうことも逆効果となります。疲れは筋肉や関節に余分な緊張感を生んでしまい、新たな歪みを発生させてしまいかねません。
筋力トレーニングと違い、骨盤エクササイズを行なう場合は少し物足りないかなと感じるくらいがちょうど良い運動量です。ストレスが溜まらないよう、自分に合ったスタイルと運動量で行なうようにしましょう。