総合的な筋トレは、筋肉を鍛えるだけでなく筋持久力や筋肉の連動性・バランス感覚などを鍛えるものです。バーピーやボックスジャンプなどがそれにあたります。かなりダイナミックな動作になるので、安全面からも負荷をかけず自重で行なうことをおすすめします。
有酸素運動で全身持久力を高める
有酸素運動は心肺機能を高める作用があることからも、中学生の時期に行なうと最も効果が高いといわれていますが、高校生の時期も全身持久力を高めたり心肺機能を鍛えることは同様に重要です。
またこの時期は体の成長とともに食欲も旺盛になります。間食などを食べ過ぎると、想定以上に体に脂肪がついてしまうこともあるでしょう。そんなときも有酸素運動を行なえば、効率的に脂肪を燃焼することができます。
高校生のうちに全身持久力を養ったり脂肪が燃焼しやすい体づくりを行なっておくことは、将来的な体の健康維持にも役立つでしょう。
高校生におすすめの筋トレ方法
ダンベルを使用したショルダープレス
高校生がスポーツを行なっている場合、どのような競技に取り組んでいたとしても肩の筋肉はとても重要な部位だといえます。肩は痛めやすい部位ともいえますので、しっかり強化しておいて損はありません。
スタイルアップを考える場合でも肩の筋肉は大切な要素です。逆三角形のシルエットは、肩の三角筋を鍛えて肥大させることで手に入れることができます。
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自重のみで行なうマウンテンクライマー
マウンテンクライマーは、主に腹筋を鍛えるのに効果を発揮する筋トレ種目ですが、股関節や背中などの体幹を鍛えるのにも役立ちます。
動作もアクティブで継続するのにかなりの体力を必要とします。高校生の基本的な体づくりに最適な筋トレ種目の中の1つです。
オーバーワークによるケガに気をつける
高校生のときは体力も集中力も高いので、かなり高いレベルで筋トレを継続することが可能な場合もあります。
スポーツに勝つため・ダイエットに成功するため・かっこいい体を手に入れるためなど目的はさまざまですが、目指すことを実現するために休まずハードなトレーニングを行なうこともあるでしょう。
どちらの場合も注意しなくてはいけないのが、オーバーワークによるケガです。高校生のうちに関節や骨・筋肉などに重大なケガを負ってしまった場合、後々まで後遺症に苦しめられることになりかねません。
倒れてしまうほど筋トレを厳しく行なうのではなく、自分に合ったトレーニング方法で、体の各機能が向上するような筋トレ種目を、しっかり栄養と休養を取った上で継続していけば効果は必ず現れてくるでしょう。