腰の筋肉痛や腰痛を和らげるためのストレッチや体操を行なう前に
ちょっとした生活のタイミングで、一気に腰に痛みが発生することはよくあることです。運動や筋トレを行なうことで筋肉痛になり、腰痛が発生することもあるでしょう。
そんなに激しい痛みではない場合、とりあえず安静にしておいて状況が少しずつ改善してからストレッチを行ない痛みを緩和させるという方法があります。もちろん自宅でもストレッチは可能です。
しかし、腰が痛いのにそれを我慢しながらストレッチや体操を行なうのはよくありません。緩和するどころか、さらに悪化してしまうおそれさえあります。
こちらでご紹介する方法を試してみて、少しでも痛みや違和感が出てくるようであれば、ストレッチや体操で対応できる腰痛とはいえないことになります。早い段階で医療機関で診察を受けることをおすすめします。
ストレッチや体操がなぜ腰痛に効果があるのかを知る
体を動かさないことが腰痛のそもそもの原因
地球上には、腰痛という概念さえ持たないと思われる民族も存在します。アフリカのある地域では、いまでも遠い昔の人類とほぼ変わらない生活をしているとされる民族がいます。
そのような生活を送っている彼らが腰が痛いと聞けば、思い浮かべるのは打撲や骨折など外的要因のみです。
アフリカの民族の中には、とても広いサバンナで獲物を得るため、毎日ものすごい距離を移動する人々もいます。毎日移動し続け体を動かし続けるという生活こそが、実は腰痛を予防している重要な要件の1つです。
私たちの体は人間以外の動物と同じように、長い距離を移動したり速く動くための作りにもなっています。本来、毎日デスクの前に座り、キーボードに向かって同じ姿勢をとり続けるような体ではありません。
ストレッチは動物たちも行なっている自然な行為
腰痛を緩和・予防するためには、単に体を動かせばいいものと思いがちになりそうですが、単にスポーツをすればいいというわけではありません。スポーツ選手の中にも腰痛に悩まされている人は多いです。
それではどのように体を動かすことが腰痛の緩和や予防にいいのかというと、アフリカの民族や自然の動物のように、リラックスした状態で体をゆっくり動かすことが効率的だといわれています。
腰や肩などの関節に負担がかかるような無理な動きではなく、自然と背伸びをしたり体を横にしてくつろいだり、ゆっくり深呼吸をしたりするような感覚です。この感覚に、腰痛を緩和・予防するための秘密があります。
腰痛を和らげるには細かい筋肉を動かすことが効果的
人体にとって重要な役割を持つ背骨の周辺には、動かさないと硬くなってしまうような細かい筋肉がたくさんあります。この背骨周辺の重要な筋肉が硬くなってしまうと、背中や腰の動きをはじめとして、体全体の動きも悪くなってしまいます。