黒胡椒とよく似た香辛料”ヒハツ”をご存知でしょうか?実は今、ヒハツに含まれる健康成分”ピペリン”の効果が凄い!と話題となっています。最近では、食品メーカーだけでなくサプリメントとしても発売されるほどです。
ピペリンの主な効能は毛細血管の強化や栄養吸収の促進、それに付随する”美容”や”健康”の効果などが挙げられます。「ピリッとして料理の味を引き締めてくれる香辛料」が驚きの効果・効能を隠し持っていた訳です。
そこで、今回はヒハツの摂取がもたらす”ピペリンの働き”についてご紹介しましょう。その上で、ピペリンを効率的に摂取できるサプリメントについても調査しています。ぜひ、日々の健康維持の為にもチェックしてみて下さい。
古くからの香辛料”ヒハツ”とは?
冒頭で紹介した”ヒハツ”と呼ばれる香辛料、皆様はご存知だったでしょうか?まずは、ヒハツがどのような香辛料なのかご紹介しましょう。昔からあったにも関わらず、意外と最近になって注目された香辛料です。
ヒハツとは”胡椒科”の植物
ヒハツとは”胡椒科”の植物で、味としては単純に胡椒に似ています。その為、古くはインドや東南アジアを中心に香辛料や薬草の一種として活用されてきました。有名なのはインドの伝統医学”アーユルヴェーダ”です。
ただ、ヨーロッパの大航海時代を皮切りに”胡椒の栽培・輸入”が盛んになると、徐々にヒハツの存在は薄れていったようです。ちなみに、日本でも古くから沖縄を中心に”島胡椒(ヒハツの近親種)”が使われています。
2016年放送のTV番組で注目!
一時期は存在が薄くなったヒハツですが、2016年11月放送のTV番組「主治医が見つかる診療所」において取り上げられたのをきっかけに注目が集まりました。「ヒハツが血管機能を回復する」という内容が衝撃だったようです。
現在では、S&B食品が「ロングペッパー(ヒハツ・ヒパーチ)」としてヒハツの粉末を提供しています。胡椒に似ているものの、少し違った辛みと香りの楽しめる香辛料なので料理の隠し味として活用してみるのも面白そうです。
ヒハツに含まれる”ピペリン”の働き
ヒハツの健康効果の秘密は辛み成分”ピペリン”の働きにあります。では、ここからはピペリンに期待できる働きと副作用の有無について見ていきましょう。
ピペリンの3つの働き
ピペリンには”毛細血管を拡張”させる働きがあります。毛細血管が拡張することで血流が促進され、体温の上昇による冷え性の改善や肩こりの解消などが期待できます。血流が改善されるだけでも十分な健康効果です。
また、ピペリンには”基礎代謝を上げる”働きもあります。ピペリンが脳内神経物質(アドレナリン)の分泌を促すそうで、筋肉や内臓の働きが高まることで基礎代謝が上がる訳です。多少ですがダイエット効果もあるのでしょう。
その上、ピペリンには”栄養吸収を促進する”働きもあります。血流を促進させ基礎代謝を上げることで、栄養の吸収率も高まるのです。最近では ED改善や脱毛予防などの効果も期待されてサプリにも広く活用されています。