筋肉が固まっている
”筋肉が固まっている”ことも肉離れの主な原因として挙げられます。筋肉に十分な柔軟性があれば肉離れになりにくく、肉離れになったとしても痛みは軽度になりやすいと言えます。当然、体が硬い人ほどリスクは高まります。
例えば、運動不足・加齢・血行不良などは筋肉が固まりやすい状況です。「最近、運動してないな…」という方は十分なストレッチをした上で、適度な運動をしましょう。筋肉や関節を温めることも肉離れの予防に繋がります。
肉離れの治療法とは?
どれほど注意していても、加齢によって肉離れを起こすことはあります。大切なのは、肉離れになった際に”適切な対処”が取れるかです。では、肉離れに対する治療法について見ていきましょう。
応急処置
肉離れの治療法として最も重要なのは”応急処置(初期治療)”です。応急処置の基本は”RICE処置”と呼ばれるもので、以下の意味を指しています。
- R:Rest=安静
- I:Icing=アイシング
- Compression:圧迫・固定
- E:Elevation(挙上)
肉離れになったらまずは安静に、次に患部を冷やし固定します。これだけでも痛みの度合いや腫れ具合を軽減できます。ちなみに、患部を必要以上に動かしたり温めると悪化するので絶対に止めましょう。
温熱療法
応急処置を施したら、早めに病院で治療を受けます。患部の痛みや腫れが引いた頃に”温熱療法(治癒促進)”が行われます。温熱療法とは患部を適度に温めることで血行を良くし、治癒を促進させるものです。
病院で処方される”温熱シート”を使っても良いですし、お風呂などで温めるのも1つの手です。また、患部が凝り固まっていると治りが遅れるので、適度なマッサージも推奨されています。医師の指導の下で実践して下さい。
肉離れは早めに”お医者さん”へ
今回は、急な肉離れの痛みの度合いや原因、治療法についてまとめてみました。いかがでしたか?運動不足・血行不良の他に”加齢”が原因なだけに、皆様の誰がいつ肉離れの痛みに襲われても不思議ではありません。
大切なことは、肉離れに対して”適切な対処”を知っていることです。肉離れの応急処置は”冷やす”ことと”固定”すること、知らずに温めたり動かしたりすれば悪化します。当然、間違った対処は治療期間の伸びる原因です。
ぜひ、紹介した原因や治療法を参考に、肉離れの予防や万が一の対処に役立てて下さい。