運動において、大腰筋は股関節の屈曲のみに使われる訳ではありません。
跳躍力走るスピードにも密接に関わっており、また足腰の支柱にもなり、膝を曲げた状態から伸ばす時に使われる下半身の筋肉をサポートします。

例えば走る際、大腿部を持ち上げる際に、大腿の上下運動を助けます。
つまり大腰筋の補助があるからこそ、つまずいたり、転んだりせずに走ったり、歩いたり出来るのです。

また短距離走においては、大腿部の発達と上下運動の可動をスムーズに行わせることで、ランタイムを縮める役目も担っています。

大腰筋の衰え

伸展制限腰痛のリスク

腰痛

大腰筋が衰えてしまうと、背筋を伸ばした状態をキープ出来なくなります。
背筋を伸ばしていると痛みを伴う様になり、腰を反らせることが難しくなるのです。

これは伸展制限腰痛と呼ばれる、大腰筋が縮む事によってもたらされる腰痛の一つです。

大腰筋が「縮む」とは?

大腰筋が縮むとは、大腰筋の形が本来よりも小さく固まってしまった状態を指します。こうなると筋肉が弛緩しなくなってしまうのです。

例えば椅子に長時間座っていると、発達していない大腰筋は縮んでしまい、椅子から立ち上がった時に痛みが出てしまうのです。
これが伸展制限腰痛です。

大腰筋の発達

姿勢改善前と後の比較

大腰筋の発達によって、身体の中心である骨盤の位置が正しい位置へと戻っていきます。
骨盤の位置が変わることは、つまり身体の支点が変わることを意味します。

身体の土台となる骨盤の傾斜が適正な位置になると、その上に乗っている胸郭の向きや頭部のポジションも改善され、結果的に正しい姿勢をとることが出来るようになります。
また、骨盤の位置が正されると股関節が動かしやすくなるため、歩行時や走る時の運動効率が向上します。

まとめ

筋トレによって引き締まったスタイルの男女

大腰筋はトレーニング次第で様々な効果を発揮する筋肉です。
脊柱起立筋とも密接に関わる筋肉ですのでシェイプアップにも効果は絶大です。
しっかりとした体幹を作り、綺麗な身体を目指しましょう。

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