大腰筋とは?
第十二胸椎から腰椎にかけて走っている大腰筋は、内臓や骨盤を正しい位置に導く筋肉です。
体幹を安定させる上で重要な役割を担っており、大腰筋が緊張していたり衰えてしまうと、日常生活で様々な弊害が生じます。
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体幹の強さをチェックしてみよう
背筋をぴんと伸ばした状態で立ち続けることが出来ますか?
もしも5分間同じ姿勢を維持出来たなら、安定した体幹であると言えるでしょう。
背筋を伸ばしたままでの姿勢の維持。
簡単そうで、これはとても難しいことです。
恐らく殆どの方が、途中から腰から背中にかけて痛みを覚え、徐々と姿勢が前傾になってしまう筈です。
たとえ5分をクリア出来たとしても、脊柱起立筋など背中部分の筋肉が痛んでしまったり、骨盤辺りが悲鳴を上げているでしょう。
筋肉の衰えと負のスパイラル
人間の身体は、あまり発達していない筋肉は無理して使おうとしません。
その代わりに既に発達している筋肉に頼ろうとして、本来使うべき筋肉を極力使わないようにさえします。
そうなると、やはり姿勢維持をするのにも使い慣れている筋肉ばかりを使おうとして、大腰筋や腸腰筋などのインナーマッスルはどんどん固まり、縮んでしまうのです。
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骨盤の歪みが身体の不和に
骨盤が歪むと内臓の位置を保てなくなってしまいます。
内臓の位置が下がってしまうと、内臓の働き自体が衰えて健康面で様々な不調をもたらします。