筋力が低下して陥りがちな外見的なお悩みの一つに下腹ぽっこりがあります。
ここでは、筋力が低下すると何故腹部が出てしまうのか、そしてどのように改善していけば良いのかご紹介します。
筋力低下が下腹ぽっこりを招くのは何故か
筋力の衰えが下腹ぽっこりを招く理由は、次の2点が起こるためです。
- 筋肉の代わりに内臓を守ろうとして腹部に脂肪を蓄える。
- 筋肉で内臓が支えられなくなり、内臓の位置が下がる。
まず、これらの現象について詳しくご説明します。
腹部に脂肪がつきやすい理由
内臓を守る役割は、本来脂肪ではなく腸腰筋というインナーマッスルが担っています。
しかし加齢や運動不足で筋力が低下すると、筋肉の代替として脂肪を蓄えようと働くのです。
脂肪は筋肉と違って柔らかくハリがないうえ、脂肪の体積は筋肉の約3倍もあります。
同じ体重であっても、筋肉で引き締まっているのか、脂肪でだらしなく見えるのか、その外見の印象は全く異なります。
筋量が減ると基礎代謝も低下するため、更に太りやすい身体になってしまいます。
内臓の位置が下がってしまう
筋力は内臓の位置を維持するのにも欠かせません。
筋肉が衰えると内臓を支えきれずに、内臓の位置が下がってしまい殊更下腹がぽっこりと出てしまいます。
食事の摂り方で起こる下腹ぽっこり
また原因の一つとして食事の摂り方も挙げられます。
自分の食事の摂り方が次のいずれかに該当しないかチェックしてみましょう。
- ファストフードを良く食べる。
- 間食は欠かせない。
- 繊維質を摂取していない。
- 食べたい時に感情に任せて食べている。
これらの食事の摂り方は、身体が脂肪を蓄える手助けをしてしまっています。
とは言えカロリー計算を行いながら、常にバランスの良い食事を心掛けるというのは難しいでしょう。
少なくとも上記の項目は避けようという意識付けが重要です。
筋量を増やすには鍛えるしかありませんが、脂肪は何もしなくても、むしろ何もしていないことで増加し続けます。
その他の原因で起こる下腹ぽっこり
ここまで筋力の低下や食事の摂り方による下腹ぽっこりについてご紹介してきましたが、他にも下腹ぽっこりの原因となる要素があります。
ここではその原因と解消方法まで確認しておきましょう。
便秘による下腹ぽっこり
下腹ぽっこりは、実は便秘が原因であるケースも少なくありません。
繊維質の高い食材や乳酸菌を積極的に摂取して、便秘解消に繋げましょう。
骨盤の歪みによる下腹ぽっこり
骨盤が歪んで内臓の位置が下がってしまっているケースもあります。
骨盤の歪みを引き起こす原因は様々ですが、例えば長時間のデスクワークなど生活習慣もその一つです。
生活習慣を改善することですぐさま効果が上がるわけではありませんが、歪みを予防する、という意味でも、身体をバランスよく使ってやる意識付けが必要です。
骨盤の歪みをエクササイズで解消するには、次の記事を参考にしてください。
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