ラケットに振動止めをつけようか迷っている人は多いと思います。果たして振動止めは本当に必要なのでしょうか?振動止めの役割やメリット・デメリットに加えて振動止めの種類と選び方、さらにおすすめの振動止めをベスト8をご紹介します。
振動止めの役割をチェック!
テニスラケットにつける振動止めのもつ役割をチェックしましょう。
ショット時の振動を抑える
硬式テニスはかなり速いスピードでボールが飛んできます。サーブの場合、男子は時速200km程度、女子は時速140kmのスピードで約58gのボールが飛んでくるのを打ち返さなければいけません。
ストロークでもフォアは120km以上、バックでも110km以上のスピードです。これを弾き返すためのスイングスピードを合わせると、ものすごい衝撃が手首や肘・肩に加わります。このときの衝撃を抑えてくれるのが振動止めの役割です。
打った箇所によって振動は異なる
スイートスポットで打ったときとスイートスポットを外して打ったときでは、振動も衝撃も全く異なります。体への影響・負担を軽減してくれるために振動止めをつけるという人は多いです。
そのため、プロ選手でもアマチュアでも振動止めを使用しています。もちろんその振動を打感の一部として考えて、振動止めをつけない選手もいます。
振動止めは必要か?メリット・デメリットをチェック!
果たして振動止めは必要なのでしょうか?振動止めをつけたときのメリット・デメリットから、必要性を考えていきましょう。
振動止めのメリットは
振動止めはボールを売ったときの振動を抑えてくれるというメリットがあります。この振動は不快なだけでなく、ボールが当たったポイントを感じにくくなるというデメリットがあります。
振動を止めることでボールが当たったポイントが良くわかるようになるため、上達も早くなります。またこの振動は手首や肘に確実に衝撃を与えていきます。手首や肘の怪我はテニスをしている人にはつきものですから、怪我を防ぐためにも振動止めを使う意味はあるといえます。
また、ボールの飛びすぎを抑えてくれるというメリットもあるため、ハードヒッターの間でつけている人は多いです。
振動止めのデメリットは
振動止めをつけると打感が悪くなる、と感じる人もいます。振動を止めてくれるために打ったときの感覚が振動止め無しのときと異なることを嫌う人がいるのも確かです。
またガットを動きにくくして振動を抑えるため、回転をかけづらくなってしまうというデメリットがあります。スピンを多用する人からすると死活問題といえるでしょう。
ただし全く回転がかからなくなるわけではありませんし、振動止めの種類によってはちゃんと回転をかけられるものもあります。
振動止めは使った方がよい!
メリットとデメリットを考えた上で、長い目で見ると振動止めは使った方が良いでしょう。何より怪我の予防になるという部分が非常に大きいです。
学校の部活でテニスをしている人は毎日ボールを打つことになりますので、怪我もしやすくなります。その場合、振動止めで怪我を予防することができるのは大きな利点です。
プロ選手で振動止めを使っている人が多いのは当たったポイントを確認しながら打つという点以上に怪我の予防のためと考えられるでしょう。
振動止めの種類をチェックしよう
振動止めにはいくつかの種類があります。それぞれ特徴が異なりますので、自分のプレースタイルに合ったものや見た目が気に入るものを選びましょう。
ワンポイントタイプ
非常に良く使われているのがフェイスの下の方でワンポイントで付いているタイプです。シリコンやポリウレタンなどの樹脂製のものが多く、フェイス下部の中央の縦糸2本に取り付けます。