上腕三頭筋はトレーニングが欠かせない部位
上腕部の裏側にある筋肉、上腕三頭筋は綺麗なシルエット作りには欠かせない筋肉です。
女性にとっては、どれだけ他の部位が美しくあろうとも二の腕がだらしないだけで全身のスタイルの印象が変わってしまいます。
男性にとっても、力こぶである上腕二頭筋の筋力はあっても、三頭筋の筋繊維が見えないと上腕部全体が野暮ったくなりがちです。
今回はそんな上腕三頭筋の仕組みとトレーニング方法についてご紹介します。
上腕三頭筋とは?
上腕三頭筋の役割
上腕三頭筋は、主に肘を伸ばす筋肉です。
物を押す時に活躍しますが、日常の生活においてあまり意識して使う筋肉ではないので、本格的なトレーニングでしっかり鍛えていきましょう。
腕全体の印象を司るのは、力こぶである上腕二頭筋ではなく、上腕三頭筋にあると言っても過言ではありません。
上腕と前腕
まずは人間の腕の構造について知っておきましょう。
人間の腕の構造は、上腕と前腕に分かれます。
上半身から近い方の肘までの部分を上腕、肘から下を前腕と呼びます。
この上腕が、普段私達が二の腕と呼んでいる箇所で、更に上腕二頭筋と上腕三頭筋に分かれます。
腕の構造が分かったところで、上腕の各部位について理解を深めましょう。
上腕二頭筋
上腕二頭筋とは、腕を曲げた時に浮き出る筋肉の名称であり、力こぶの部分です。
この筋肉が収縮すると、肘が曲がる力が生まれます。例えば物を持ち上げる時や物を引く時にこの筋肉が使われます。
尚、上腕二頭筋の「二」という数字は、上腕二頭筋の中の筋肉の数を示します。
上腕二頭筋の構造
上腕二頭筋の構造は長頭と短頭との2つに分けられます。
- 長頭
上腕二頭筋を腕に平行に二分した際に、身体の外側になる部分です。
肘を曲げる時に腕を身体の後ろの方に引いた姿勢を取ると負荷が掛かります。 - 短頭
上腕二頭筋を腕に平行に二分した際に、身体の内側になる部分です。
腕を身体の前方に出していると負荷かが掛かります。