プロテインといえばホエイプロテインがメインになりますが、就寝時の血中アミノ酸濃度を維持するためにはカゼインプロテインが最も適しています。
トレーニング効果を最大に引き上げるカゼインプロテインは「ビーレジェンド」や「マイプロテイン」「アルプロン」などさまざまなブランドが独自の配合で販売しています。
ホエイプロテインと比較すると数も多くありませんが、カゼインプロテインを価格や味だけで選んでいませんか?
トレーニング効果をしっかりサポートし理想の体に仕上げるカゼインプロテイン、購入の際に要チェックしておくポイントを伝授します。
カゼインプロテインの選び方
カゼインプロテインを選ぶ際はどんな事に注意すればいいのか。
単体では大きな効果が期待できないカゼインプロテインですが、それゆえにちょっと工夫を楽しんでみるのもいいかもしれませんよ。
タンパク質の含有量が多いものを選ぶ
プロテインを摂取するうえで欠かせないのはタンパク質の含有量チェックです。
カゼインプロテインの場合も例外ではなく、タンパク質含有量が多いのものを選びます。目安はタンパク質80%以上。
多くのカゼインプロテインは1食分の含有量が表記されているので、しっか確認する事が大切です。
またカゼインプロテインにはホエイプロテインが混合されているものも多く、表記がわかりにくい場合もあります。そんな時に確認すべきはカゼインとホエイの比率という事になります。
カゼインのメリットを生かす飲み方をするのに、カゼインの比率が少ないのでは意味がありません。
ホエイプロテインとブレンドするならフレーバー系がおすすめ
カゼインプロテインは単体で飲む場合と、ホエイとブレンドで飲む場合があります。
自分で調節しながらブレンドをするは、ストロベリー味やチョコレート味、ミルク味など独自のフレーバーを作り出すのもおすすめです。
ホエイプロテインに比べ、飲みにくさは感じにくいカゼインプロテインですが、独自のフレーバーを作る事で味飽きを感じずに済みます。
続けられる価格帯のものを選ぶ
プロテインは毎日継続していくものなので、価格帯はやはり重要ですね。
特にカゼインプロテインを利用する場合、多くの人がホエイプロテインとの併用をします。継続していく為に無理のない価格帯のものを選びましょう。
カゼインのみ、ホエイのみのプロテインを購入するか、初めからブレンドされたものを購入するか自分の利用頻度や飲むタイミングなどを計算してお得な方を選ぶといいでしょう。
純度にもよりますが、一般的にはホエイがブレンドされたものよりもカゼイン単体の方が価格は抑えめです。
タンパク質の他の栄養成分を確認する
カゼインプロテインにはタンパク質の他にも体をサポートする栄養素が含まれています。
ビタミンKはタンパク質の働きを活性化させ、ビタミンCやビタミンB6はタンパク質の吸収を高めます。またビタミンDは筋肉のタンパク質合成を促すのです。
またミネラルは体の代謝に大きく関与し、筋肉の機能を正常に保ちます。
このようにタンパク質+αの栄養素が含まれていればトレーニングの効果を更に向上させてくれるでしょう。
メーカーによっては就寝間に摂取する事を考慮し、GABAなどのリラックス効果を高める成分を配合している場合もあります。
続ける為には飲みやすさも重視する
プロテインは飲みにくいというのが定説ですが、カゼインプロテインの場合は味というより「とろみ」が気になり飲みにくく感じる人が多いです。
ホエイプロテイン程ではありませんが「カゼイン独特の味が嫌だ……けれど筋肉の為に我慢して飲む!」という人も多くいます。
少しでも毎日のストレスを減らすために飲みやすいカゼインプロテインを選びましょう。上記したように独自のフレーバーを生み出すのもおすすめです。
更に溶けやすいものなら、とろみが少なく喉ごしも軟らかくなります。
カゼインにも種類がある
そもそもカゼインとは生乳を構成する成分の8割を占めるもので、水に溶けにくくゆえに吸収スピードがゆっくりになるプロテインです。
カゼインプロテインの成分表示をよく見てみると「カゼインカルシウム(カゼインネート)」「カゼインミセル(ミセラーカゼイン)」の表記があります。
これはカゼインの種類で、それぞれ特徴が違ってきます。
カゼインカルシウム(カゼイネート)は溶けやすい
カゼインカルシウムはホエイ程の速さはないにせよ、体への吸収スピードは少々早めです。
元々水に溶けにくい性質のカゼインプロテインですが、カゼインカルシウムの場合は比較的溶けがいいですね。
飲みにくさも軽減され、使いやすいプロテインといえます。
ホエイプロテインとのブレンドタイプに多く、即効性のあるホエイにプラスして時間差でタンパク質の補給を行います。
カゼインミセル(ミセラーカゼイン)は吸収力が穏やか
タンパク質とカルシウムイオンがくっついて出来たのがカゼインミセルです。
牛乳が白いのはこのカゼインミセルの為で、牛乳のカゼインプロテインそのものともいえます。